中古の軽自動車を購入した場合、自走できない、遠方の販売店で購入したといった理由で「陸送サービス」を利用するケースは少なくありません。しかし、陸送費用の相場は距離や地域、車両の状態によって大きく変わります。今回は290kmという距離を例に、軽自動車の陸送費用の目安や仕組みについて解説します。
軽自動車の陸送費用はどのくらいかかる?
一般的に、軽自動車の陸送費用は距離に応じた料金設定となっており、基本的に200km〜300km程度の距離であれば1万5千円〜2万5千円程度が相場といわれています。
たとえば、東京〜名古屋(約290km)の陸送であれば、おおよそ18,000円〜23,000円前後になるケースが多いです。ただし、繁忙期や離島・山間部など特殊なエリアへの配送の場合は別途料金が加算されることもあります。
陸送費用に影響する5つの要素
- 距離:基本は走行距離による距離単価制(例:1kmあたり50〜100円)
- 車種とサイズ:軽自動車は比較的安価、SUVやワゴンは高め
- 配送方法:オープンキャリア(積載車)か、閉鎖型か
- 配送先の条件:都市部・主要道路近辺は安価、離島や山間部は加算あり
- 納期や希望日:指定があると割増料金になる場合あり
290kmを走る場合の実際の事例
以下に、実際に利用されたケースの例を紹介します。
例1:福岡市→広島市(約290km)
費用:約22,000円(オープンキャリア・軽自動車)
例2:名古屋市→静岡市(約290km)
費用:約19,800円(業者間契約・中古販売店経由)
いずれも、繁忙期でないタイミングでの予約かつ、住宅地までの搬送ではなく陸送業者の拠点までの引取対応などの工夫が費用を抑えるポイントになっています。
どこに依頼するのがベスト?
中古車販売店経由で陸送を依頼するのがもっとも手軽ですが、自分で業者を選ぶことで料金を安く抑えることもできます。代表的な陸送業者には以下のようなサービスがあります。
- ゼロ(ZERO)
https://www.zero-group.co.jp/ - J-net陸送センター
https://j-netcar.com/ - カーネクスト提携陸送
https://car-next.com/
見積もりは無料のことが多いため、複数社で比較するのが安心です。
陸送時の注意点と保険対応
陸送中の事故やキズ・へこみが心配な場合は、業者に必ず「輸送保険の有無」や「万が一の補償内容」を確認しましょう。信頼できる業者であれば、保険付きのプランを提示してくれます。
また、納車前に写真を撮影しておくとトラブル時の証明にもなります。
まとめ:軽自動車の陸送費は意外と安く抑えられる
中古の軽自動車を290kmほどの距離で陸送する場合、費用の目安は2万円前後。条件や時期によって変動しますが、軽自動車という車種の特性上、比較的安価に抑えられる傾向にあります。
費用を抑えるコツは、複数社への見積もりと配送方法の選択です。信頼できる業者に依頼し、安全・確実に愛車を届けてもらいましょう。
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