先日、横須賀市長が車検切れ・自賠責保険切れの車で一方通行を逆走していたことが報じられ、ネットでは「違反金だけで済むのか」「免許停止はされたのか」といった疑問が広がっています。本記事では、今回の事案を法制度に照らして整理し、免停や罰則の可能性をわかりやすく解説します。
何が問題だったのか?三重の違反内容を確認
問題の発端は、横須賀市長が公道で①一方通行の逆走、②車検切れ、③自賠責切れ、の三重違反をしたことです。②と③はどちらも法令違反であり、刑事処分の対象となります。
実際、警察からの調査で車検と自賠責の両方が期限切れであったと確認されています:contentReference[oaicite:0]{index=0}。
違反ごとの罰則と免停の可能性
- 無車検運行: 6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金+違反点数6点+30日免停。
- 無自賠責保険運行: 1年以下の懲役または50万円以下の罰金+違反点数6点。
- 一方通行の逆走: 違反点数2点+反則金20,000円(一般道の場合)。
車検切れと自賠責切れの違反点数は合算され、合計12点に達します。これに通常の基準で処理されれば、即時免停(90日〜)または免許取消レベルに相当します。
市議会は処分一部減給を決定
市議会は市長への懲戒として、給与3か月分の全額カットを決定しました:contentReference[oaicite:1]{index=1}。これは行政処分としての措置であり、免停や罰金とは別に職責の重さから重く受け止められた結果といえます。
「違反金だけで済む」のは誤解か?
ネット上には「違反金で済むのか?」といった声もありますが、車検切れ・自賠責切れの違反は刑事罰の対象であり、反則金では処理されません。書類送検→裁判・罰金または懲役の可能性が十分にあり得ます:contentReference[oaicite:2]{index=2}。
免停・免許取消は確実か?今後の流れ
違反点数12点は基準点超過であり、行政処分として免許停止90日以上、あるいは免許取消(累積点数による)となる可能性が高いです。現在、警察による書類送検の準備が進んでいるとの報道もあります:contentReference[oaicite:3]{index=3}。
まとめ:違反金だけでは済まされず、免停以上の処分へ
横須賀市長のケースでは、車検切れ・自賠責切れ・逆走の三重違反で合計12点となり、反則金による処理はできません。書類送検の後は裁判→罰金または懲役、さらに行政処分での免許停止や取消が見込まれます。
今回のように法令・責任に関わる問題は、免停にとどまらず職務にも大きな影響を与えるものであり、「違反金だけで済む」との誤解は正されるべきです。
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