本免許の路上練習でスピード調整が難しいと感じたときの具体的な対処法と心構え

運転免許

初めての路上教習では、法定速度に合わせて走ることすら大きな挑戦です。周囲のスピードに流されそうになりながら、法定速度を守るべきなのか、それとも後続車に配慮すべきなのか悩んでしまうのは自然なこと。本記事では、初心者がスピード調整に自信を持つための実践的なテクニックや考え方を紹介します。

路上に出ると速度感覚が一変する理由

場内では30km/hで走っていたのが、路上では40km/h〜60km/hになることで「速い!」と感じるのは自然なことです。視界が広がり、標識や歩行者、対向車、信号など注意すべきものが増えるため、体感速度は高くなります。

また、スピードメーターを見ても追いつかないように感じるのは、慣れていない脳が視線移動と認知処理に追われているからです。

初心者でもできるスピード調整のコツ

1. アクセルペダルを「一定」に保つことが基本です。まずはペダルをじわっと踏み、目標速度(たとえば40km/h)に達したら、足の位置を固定します。必要以上に踏みすぎることがなくなります。

2. デジタルメーターや目印を使うのも効果的です。アナログメーターが見にくければ、デジタル表示付きのメーター車両では視認性が大きく向上します。また、「電柱3本通過する間にどのくらい進んでいるか」など、道路の構造物を目印にして速度感覚を養う方法もあります。

周囲の車が速すぎるときの考え方

法定速度が50km/hなのに、前の車が60km/h以上で流れている──そんな状況は珍しくありません。しかし、教習中や試験中は「周囲に合わせる」のではなく「法定速度を守る」ことが優先です。

後続車が迫ってきても焦らず、制限速度±5km/h程度の誤差で走るのが理想。もし渋滞が起きそうな場合は、左に寄せて道を譲るという手もあります。

スピードオーバーと減点の関係

卒業検定では、速度超過が明確に確認された場合は減点されます。特に、法定速度が50km/hの場所で55km/h以上出すと「速度違反」とみなされる可能性があり、最大で20点の減点となる場合も。

逆に、40km/h制限のところを30km/hで走っていたとしても「交通の流れを著しく妨げていない限り」減点対象にはなりません。落ち着いて正確に判断することが大切です。

先輩ドライバーも通った道。怖さは必ず乗り越えられる

実際に免許を取得したばかりの方の多くが「最初はスピードの出し方が怖かった」と口を揃えます。ですが、場数を踏むことで徐々に感覚はつかめるようになり、自然とアクセルの加減も判断できるようになります。

夜間や雨天ではさらに難易度が上がりますので、まずは昼間の見通しの良い時間帯に多く練習するのがオススメです。

まとめ:焦らず、正確に、経験を重ねよう

初めての路上でスピード調整が難しいと感じるのは、ごく普通のことです。焦って周囲の車に合わせようとせず、自分の感覚を信じて落ち着いて運転することが安全への第一歩です。

スピード感覚は、経験の蓄積とともに必ず身につきます。卒業検定や本番でも落ち着いて、制限速度を守った安定した走行を心がけましょう。

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