新型ステップワゴンをはじめとする人気車種は、契約後の納車までに数ヶ月を要するケースが少なくありません。たとえ「在庫あり」と言われた場合でも、想像以上に時間がかかることがあります。本記事では、その背景と納期短縮のためにできる対策を解説します。
「在庫あり」でもすぐ納車されないのはなぜ?
一見「在庫あり」と聞けば即納車されると思いがちですが、実際には車両の所在や状況によって異なります。メーカー倉庫にある場合や、輸送中の在庫も「在庫あり」と案内されることがあるため、ディーラー到着後の整備や登録手続きが必要となり、結果として数ヶ月を要します。
また、オプション装着や地域ごとの輸送スケジュールなども影響します。販売店の判断だけでは動かせない部分があるため、「在庫あり」でも納車はすぐではないことを理解しておく必要があります。
新型ステップワゴンの納期目安と実例
2024年以降の新型ステップワゴンは、平均で3〜5ヶ月の納車待ちが一般的です。以下は実際の購入者の声の一例です。
- 2024年6月契約 → 納車予定は11月中旬(在庫車との案内あり)
- 2024年4月契約 → 9月下旬納車、オプション選択で1ヶ月延長
このように、注文タイミングや装備内容によって納期は大きく変わります。
半導体不足や物流の遅れが影響
自動車業界全体で見られる納期の遅延は、半導体不足や輸送体制のひっ迫が背景にあります。特に人気グレードや新型モデルほど生産が追いつかない傾向があるため、在庫があっても登録や整備工程で遅れるケースが多発しています。
また、決算期や大型連休などの時期も影響し、通常よりも納期が後ろ倒しになることがあります。
納期短縮のためにできること
もし納期を少しでも早めたい場合、以下のような方法を検討するのも有効です。
- キャンセル車両や展示車両の取り扱いを確認
- 人気のない色・グレードを選ぶ
- オプションを最小限に抑える
販売店にこまめに連絡を取り、キャンセル情報などを聞いておくことで、予定より早い納車が叶う場合もあります。
納車が遅れる際の注意点と心構え
納車遅延が発生しても契約解除には原則なりませんが、納期の明確な記載がない契約書の場合、トラブルにならないよう書面確認が重要です。
また、下取り車の売却時期や任意保険の開始日など、周辺のスケジュールにも影響するため、納期のズレを考慮して計画を立てることが大切です。
まとめ:在庫ありでも納車まで数ヶ月は普通。事前確認と柔軟な対応を
「在庫あり」と聞いても納車まで4〜5ヶ月かかるのは、現代の自動車業界においては珍しくありません。ステップワゴンのような人気モデルであれば、整備や登録、物流の都合により時間がかかることはむしろ通常です。納車スケジュールに余裕を持ち、販売店と丁寧にやり取りを行いながら、気持ちにゆとりを持って納車を待ちましょう。
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