トヨタ・40ヴェルファイアの価格動向と今後の相場予測｜今が買い時なのかを徹底解説

2023年にフルモデルチェンジを迎えた40系ヴェルファイアは、ラグジュアリーミニバンとして高い注目を集め、発売直後は新車・中古車ともにプレミア価格が続いていました。しかし現在、価格はやや落ち着きを見せています。今後の価格推移はどうなるのか、そして今が「買い時」なのか、冷静に考察してみましょう。

発売当初のプレミア価格の背景

40ヴェルファイアは2023年夏にデビューし、アルファードとの差別化が明確になったことで注目度が上がりました。一部グレードは受注停止や納期遅延も重なり、中古市場では新車価格を超えるほどの高騰が見られました。

実際、3.5Lモデルやエグゼクティブラウンジのような上級グレードでは、2023年末時点で数十万円以上のプレミアム価格が付けられていたケースもありました。

2024年に入り、トヨタの生産体制がやや安定しつつあること、受注再開や新古車流通の増加、そして高騰期に購入したユーザーの売却などが重なり、40系ヴェルファイアの価格も徐々に下落傾向にあります。

中古車相場サイトでは、最上級グレードを除いて新車価格をやや下回る個体も見られるようになりました。特に走行距離が少なく、オプション装備が控えめなモデルは値頃感が出てきています。

今後の価格は以下のような要素に左右されます。

一般的に、1～2年目のモデルは価格が緩やかに落ちる傾向にあります。大幅に暴落することは考えにくいですが、リセールバリューは徐々に低下するでしょう。

以下のような方には、今の購入は十分に「買い時」といえる状況です。

逆に「新型ハイブリッド待ち」や「電動車へのシフト」が気になる方は、あと1～2年様子を見るのも一つの手です。

過去の30系ヴェルファイアの推移を見ても、2〜3年目までは価格が安定し、その後マイナーチェンジを境にやや下落する傾向がありました。40系でも同様の流れが予測されます。

特に人気カラー（ブラック、ホワイトパール）やハイブリッドモデル、モデリスタエアロなどが装備された個体はリセールが高く維持される可能性があります。

40系ヴェルファイアは、一時期の過熱感からは落ち着きを見せつつありますが、今後も高級ミニバン市場では高い人気を維持すると考えられます。価格は徐々に下がっていく見込みですが、装備やグレード次第では資産価値も高いため、慎重に選べば「満足のいく買い物」ができる1台といえるでしょう。