バイク初心者にとって納車直後の転倒はショックな体験かもしれません。特に、エンジンの始動に異常が出ると不安が募ります。この記事では、ホンダ・ホーネットなどのバイクで、転倒後にエンジンがかかりにくくなる原因やその対処法を詳しく解説します。
転倒後にエンジンがかからなくなる主な原因
ホーネットのようなキャブレター車やインジェクション車では、転倒によって様々な部位に一時的な不具合が生じることがあります。
- ガソリンがキャブやエアクリーナー内に過剰に回る(フラッディング)
- プラグがかぶることで点火不良が発生する
- サイドスタンドセンサーやバンクアングルセンサーの誤作動
これらが原因で、セルを長く回さないと始動しなくなるケースがあります。
セル6秒以上でやっと始動するのは正常?
通常、健康なホーネットのエンジンは1〜2秒のセルで始動するのが理想です。6秒ほど回さないとかからない状態は、エンジンにとってもセルモーターにとっても負担が大きいです。
このような症状は、プラグのかぶりやガソリンの過剰供給が関係している可能性が高いです。放置しても改善しないため、以下の対処法を試してみましょう。
すぐにできる3つの対処法
- アクセル全開でセルを回す(キャブ車向け)
燃焼室のガソリン濃度を薄めて、かぶりを除去します。 - プラグを外して乾かす
かぶりが酷い場合、プラグを点検し乾燥させるか新品に交換します。 - キルスイッチやサイドスタンドを確認
転倒時に安全装置が働いている場合があります。センサーの状態を確認しましょう。
高回転でかかるがアイドリングが不安定な場合
エンジンがかかってもアイドリングが安定しない場合、エアクリーナーにガソリンが入り込んでいたり、二次エアの混入なども考えられます。アイドリングが高すぎる、あるいはストールしそうな状態が続くなら点検が必要です。
ショップへの相談と点検のすすめ
納車直後で保証がある場合は、購入店に状態を伝えて点検してもらうのが安心です。特にプラグ交換やフューエルシステムの確認は専門知識が必要なため、プロに依頼するのが得策です。
また、転倒時にセンサーや配線が微妙にズレたり緩んだりすることで、始動に影響が出ることもあります。
まとめ|転倒後の始動不良は焦らず原因を見極めて
ホーネットが転倒後にエンジンがかかりにくい状態になった場合、主にプラグのかぶりやセンサーの誤作動などが原因と考えられます。セルを長く回してやっと始動するような症状は早めの対応が必要です。
プラグの状態確認や安全装置の点検、そして状況に応じた対処を行い、安心して走り出せる状態に整えていきましょう。
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