Araiラパイドのシステムネックは外せる?取り外しのコツと注意点を解説

カスタマイズ

Araiのヘルメット、特に人気モデルであるラパイドシリーズには「システムネック」と呼ばれる構造が採用されています。メンテナンスやパーツ交換時に取り外したいと思っても、実際には「取扱説明書通りにスライドしても外れない」と感じるユーザーも少なくありません。この記事では、Araiラパイドのシステムネックパッドの構造と、正しい取り外し方法について詳しく解説します。

システムネックとは?構造と目的を知る

システムネックとは、ヘルメット下部の首周りを覆うように取り付けられたパッドで、エアロダイナミクスとフィット感の向上、騒音低減などに寄与する重要なパーツです。

Araiでは「ネックパッド」とも呼ばれ、特にフルフェイスモデル(ラパイド-ネオやラパイドIRなど)では脱着式の構造になっており、メンテナンスのために取り外すことが想定されています。

説明書には「スライドで外れる」とあるが…

実際の取扱説明書には、ネックパッドは両サイドを内側へスライドすることで外れると記載されています。しかし、実際には「固くて動かない」「接着されているようだ」といった声も見られます。

これは、製品出荷時にパーツがしっかりと圧着されていたり、経年で接着剤のように固着している場合があるからです。また、モデルによってはスポンジやベルクロで複数箇所が固定されています。

実例:ラパイドIRでの取り外し手順

1. ヘルメットを逆さに置き、ネックパッドの端(顎の下部付近)を指で少し持ち上げます。
2. パッド全体をヘルメットの内側方向にスライドさせるように押します。
3. 固い場合は、マイナスドライバーなどの“薄いへら”を布でくるんで、パッドとシェルの間に差し込みながら慎重にこじって外します。

力任せに引っ張ると破損の可能性があるため、必ず「スライドを意識して丁寧に」行うのがコツです。

ネックパッドが取れないときの対処法

・熱で柔らかくする:室内温度が低いと樹脂パーツが硬化して外れにくくなります。ドライヤーなどで軽く温めてみるのも効果的です。
・接着剤の劣化をチェック:中古や古いモデルでは、内部でスポンジや接着材が変質していることがあります。

それでも外れない場合は、無理をせずArai正規代理店や購入店でのサポートを受けるのが安心です。

破損リスクに注意!無理な力は禁物

ネックパッドはパーツとして別売もされており、万が一破損した場合でも交換は可能ですが、部品供給が限られていたり、価格が高いこともあります。

とくに「爪部分の破損」や「内部のベルクロが剥がれて再装着できない」などは、見た目や機能性にも影響があるため、慎重に作業を行いましょう。

まとめ:ラパイドのシステムネックは基本的に外せるが丁寧な作業が必要

Araiラパイドのシステムネックは基本的にユーザーによって脱着可能な構造です。しかし、実際の取り外しにはコツがあり、製造ロットや保管状況によっては硬くなっているケースも多く見られます。

まずは説明書通りにスライドで外し、抵抗が強い場合は、無理をせずに温めたり工具を使って慎重に対応することが重要です。それでも不安がある場合は、専門店に相談するのがベストです。

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