若いうちにスポーツカーに乗りたいという気持ちは多くの車好きが共感するところです。一方で、親からは将来を見据えて新しめの車を購入するよう助言されることもあるでしょう。今回は、レガシィB4 BE5のような中古スポーツセダンを今買うか、それとも5年後に新車を目指して貯金を続けるか、20歳の若者に向けて判断材料を整理します。
レガシィB4 BE5の魅力と現実的なコスト
スバル・レガシィB4 BE5は、水平対向ターボエンジンや4WDなどスバルらしい走行性能が楽しめるスポーツセダンです。中古市場では状態により価格も異なりますが、比較的手の届きやすい価格帯で出回っており、若い人にも人気があります。
しかし、20年以上経過したモデルゆえに整備や部品交換などの維持費は無視できません。たとえばタイミングベルト交換やエンジンオイルの頻繁な交換、エアコンや電装系の故障対応など、年間10～20万円以上かかることもあり得ます。
親のアドバイスの背景：5年後の価値とは
親が「今は我慢して5年後に新しめのスポーツカーを買うべき」と助言する背景には、安全性、燃費性能、経済的な安定を考慮しているケースが多いです。
たとえば5年後にトヨタGR86やホンダシビックRなど、より現代的で信頼性の高いスポーツモデルを目指せば、性能・維持費・安全性能のバランスが取れるでしょう。
「今乗りたい！」気持ちと付き合う方法
一方で、今しかできない経験を重視するのも十分に意味があります。BE5は今だからこそ手に入る貴重なスポーツセダンであり、「今の思い出に価値を置く」という選択も間違いではありません。
ただし、購入後のトラブルや思わぬ修理費が発生しても対応できるよう、予備費（最低10万円～）は用意しておくのが現実的です。
経済的な見通しも重要な判断材料
現在の収入や今後の生活設計も重要なポイントです。アルバイトで収入が限られているならば、突然の修理費や車検に対応できず、車を手放すことになるリスクもあります。
一方、就職後に収入が安定すれば、新車ローンを組む選択肢も広がるため、「待つ」ことのメリットも増します。
実際のオーナー体験に学ぶ
BE5オーナーの声では「運転が楽しい」「4WDで雪道にも強い」など高評価が多い一方、「部品供給が不安」「税金が高め」などの不満点も報告されています。
中には「学生の頃に無理して買ったけど、毎月の維持費でバイト代が消えていった」といった体験談もあります。購入後の生活にどんな影響が出るかを想像することが大切です。
まとめ：今の情熱か、将来の計画か
・レガシィB4 BE5は今乗るなら楽しく魅力的だが、維持費の負担は大きい
・親のアドバイスは経済的安定と安全性を重視していることが多い
・どちらの選択にも価値があり、重要なのは自分の価値観と経済的余裕のバランス
「今だからこそできる経験」と「将来への投資」のどちらを選ぶかは、自分自身の生活状況と優先順位で決めていくのがベストです。
コメント