スズキの人気軽ハイトワゴン「スペーシア」は、2023年末にフルモデルチェンジされ、燃費性能や走行快適性がさらに向上したと話題です。しかし、実際のところ新型スペーシアはどのくらい燃費が出るのか気になる方も多いのではないでしょうか?この記事では、新型スペーシアの街乗りや高速道路での実燃費を、ユーザーの声や走行条件別の傾向から詳しく解説します。
カタログ燃費と実燃費の違いを理解しよう
まず前提として、新型スペーシア(2023年モデル以降)のカタログ燃費(WLTCモード)は以下のとおりです。
- スペーシア HYBRID X(2WD):25.1km/L
- スペーシア カスタム HYBRID XS(2WD):23.9km/L
ただし、これらの数字は最適な環境下での測定値のため、実際の走行では交通状況や運転スタイルに応じて大きく変動します。
街乗り(市街地走行)の実燃費は?
都市部での短距離移動や渋滞が多い環境では、燃費はどうしても落ちやすくなります。実際にスペーシアを街乗り中心で使用しているユーザーからの報告では。
- 平坦な道が多い地域:17〜20km/L前後
- 信号が多く停発進の多い市街地:15〜17km/L程度
特にエアコンを多用する夏場や冬場はさらに燃費が低下する傾向があります。
高速道路での実燃費は良好傾向
一方、高速道路を一定速度で巡航する場面では、スペーシアのハイブリッド機構が安定して働くため、燃費はカタログ値に近づく傾向があります。
実際のユーザーからの声を集計すると。
- 80km/h前後の巡航で:23〜26km/L
- 100km/h超えの走行が多い場合:21〜24km/L
風の強さや登坂が続くエリアでは若干燃費が落ちるものの、安定した運転を意識すればかなり優秀な数字が期待できます。
実際のユーザー評価と使用条件の違い
以下はSNSやオーナーズレビューから集めたリアルな声の一部です。
「通勤で片道8km、市街地中心で使っていますが、平均で16.8km/L。信号の多さを考えるとまずまず満足」
「高速多めの通勤で23km/L超え。先代のスペーシアより燃費良くなってます」
「家族4人で週末に郊外へドライブ、高速+郊外の混合で21km/Lくらい。荷物満載でもこの数値なら◎」
このように、使い方や環境により燃費の差は出るものの、いずれも満足度は高い傾向にあります。
燃費をよくするコツと注意点
スペーシアの実燃費を最大限に引き出すためには、次のような工夫も有効です。
- 急加速・急停止を避ける
- エアコン使用時の風量や温度調整を工夫
- 不要な荷物を積まない(軽量化)
- タイヤの空気圧を適正に保つ
また、燃費は外気温やエンジンの暖気状況にも影響するため、短距離ばかりの使用では燃費が下がる点も覚えておきましょう。
まとめ:新型スペーシアの実燃費は十分に優秀
新型スペーシアの実燃費は、街乗りで15〜20km/L、高速では23km/L前後と、カタログ値と大きく乖離することなく安定した性能を発揮しています。特に通勤や週末のドライブなど、使用シーンに応じて十分な燃費性能が期待できる1台といえるでしょう。
購入を検討中の方は、自分の走行スタイルに近い使用実態を参考に、より正確な燃費イメージを持って判断するのがおすすめです。
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