マグナ250のハンドルをエイプバーに交換して、クラシカルでワイルドな見た目にカスタムしたいという声は多く、カスタムベースとして人気の高いモデルです。しかし、ハンドルの高さや形状を変える場合、単純にハンドルだけを交換すればよいわけではありません。今回はエイプバーハンドルへの変更に伴う費用感や交換部品、そして初心者が作業できるかどうかについて詳しく解説します。
マグナ250にエイプバーを装着する際に必要な部品とは?
エイプバーは純正よりもハンドルの高さがあるため、その分ワイヤー類やホースの延長が必要になります。基本的に必要となるのは以下の部品です。
- クラッチワイヤー(ロングタイプ)
- スロットルワイヤー(上下セット)
- ブレーキホース(ステンメッシュが人気)
- 電気配線の延長または取り回し調整
ハンドルの高さが10cm程度なら配線の取り回しで済むこともありますが、12インチ以上のエイプバーでは確実にワイヤー交換が必要になります。
カスタムにかかる費用の目安
費用は部品の選定と工賃の有無によって異なります。以下に目安を紹介します。
項目 | 費用の目安 |
---|---|
エイプバーハンドル本体 | ¥5,000〜¥10,000 |
ロングワイヤーセット | ¥7,000〜¥12,000 |
ブレーキホース(ステン) | ¥5,000〜¥10,000 |
工賃(バイクショップ依頼) | ¥15,000〜¥30,000 |
すべてショップに依頼した場合、トータルで3万〜5万円程度を想定しておくとよいでしょう。ネットでパーツを安く購入して持ち込み対応してもらうケースもあります。
初心者が自分でできるか?難易度と注意点
ハンドルの交換自体は構造がシンプルなため、工具と時間があれば可能です。しかし、以下のような注意点があります。
- スロットルワイヤーやクラッチワイヤーの張り調整が必要
- ブレーキホースのエア抜き作業が必要(難易度高)
- 配線の取り回しを間違えるとトラブルの元に
特にフロントブレーキホースの交換は、エア抜き作業が必要なため、整備経験のない方にはハードルが高くなります。ブレーキ作業に不安がある方は、最低でもこの作業だけはプロに任せるのが安全です。
よくあるトラブル事例とその対策
ハンドル交換後にありがちなトラブルとして以下があります。
- ワイヤーが短くてハンドルが切れない
- スロットルが戻らない
- ブレーキがスカスカになる
- 配線が突っ張って断線の危険がある
このような不具合は走行中の安全に直結するため、必ず慎重な作業と調整が必要です。試走前にはセンタースタンドでの動作確認と、各部の締め直しを徹底しましょう。
まとめ:見た目だけでなく機能面も考慮してカスタムを
マグナ250のハンドルカスタムは外観の印象を大きく変える人気のカスタムですが、ハンドルだけでなくワイヤーやホース類の交換が必要になる点を忘れてはいけません。費用は部品代+工賃でおおよそ3万〜5万円が目安です。
整備に慣れている方ならDIYも可能ですが、ブレーキ関連の作業に自信がない場合はバイクショップに依頼するのが無難です。安全性を第一に、自分のレベルに合わせたカスタム計画を立てましょう。
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