中古車購入時に加入する有料保証は、思わぬトラブルが発生した際の強い味方です。特にネクステージのような大手販売店では、3年保証などの長期保証サービスが人気ですが、「自損事故や外装の不具合は対象になるのか?」といった疑問を持つ方も少なくありません。今回は、サイドミラーの破損事例を通じて、ネクステージの保証内容をわかりやすく解説します。
ネクステージの有料保証の基本内容とは
ネクステージが提供する有料保証は「ネクステージサービス保証」と呼ばれ、車種や年式により内容は異なるものの、一般的にはエンジン、ミッション、ブレーキ、電装系などの主要機構が対象となります。
保証期間中は、自然故障や経年劣化に起因するトラブルに対して無償修理が提供されます。ただし、自損事故や明らかな外部からの損傷は基本的に対象外となっていることが多いです。
サイドミラーの故障は保証対象になるか
今回のような「サイドミラーをぶつけて破損したケース」は、多くの保証規約において自己過失による外装パーツの破損と見なされます。このため、ネクステージの有料保証でも対象外となる可能性が高いです。
ただし、ミラー内部のモーターや電動格納機構の故障が自然劣化によるものであれば、保証対象とされる場合もあります。正確な判断のためには、店舗に診断を依頼するのが確実です。
実際の対応例:修理費用と期間の目安
例えば、実際にサイドミラーの開閉時に「ガコン」と異音がして点検を依頼したケースでは、内部モーターの破損が確認され、自然故障と診断されたため、保証修理が適用されたという例もあります。
一方で、外部からの衝撃によるミラーカバーやガラスの破損は保証対象外となり、部品代+工賃で2万〜4万円程度の実費負担が発生することがあります。
保証外でも修理依頼する方法と注意点
保証対象外と診断された場合でも、ネクステージでは自社工場や提携修理工場での修理依頼が可能です。保証修理と比べて費用はかかりますが、ディーラー価格より割安になるケースも多いため、一度見積もりを取ってみると良いでしょう。
また、車両保険に加入している方は、補償内容によってはミラー修理が保険適用となる場合もあります。ただし、等級が下がるリスクがあるため、保険会社ともよく相談することが大切です。
保証利用時の注意点とトラブル防止策
ネクステージの保証を活用する際は、以下の点に注意しましょう。
- 自己過失か自然故障かの判断は整備士による診断次第
- 修理前に事前見積もりと保証対象確認をすること
- 勝手に修理を進めると保証が適用できない可能性がある
また、保証書や契約書に記載されている「保証対象外項目」は事前に読んでおくことで、不必要なトラブルを避けられます。
まとめ:ミラー破損は基本的に保証対象外、でも例外あり
ネクステージの3年保証は非常に手厚いですが、事故や衝突などの自己責任による外装パーツの破損は基本的に対象外です。ただし、内部構造の自然劣化や製品不良が原因であれば、保証修理が可能な場合もあります。
まずはネクステージに点検・相談し、正確な診断を受けてから修理を進めましょう。保証の有無にかかわらず、信頼できる店舗での修理は愛車を長く乗るために欠かせません。
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