400ccクラスのバイクは中型免許で乗れる中でも特に人気のあるカテゴリーですが、「本体価格」だけを見て購入すると、思わぬ出費に驚くこともあります。この記事では、乗り出し価格の仕組みや追加で必要になる費用について、初心者にもわかりやすく解説します。
乗り出し価格とは?
乗り出し価格とは、購入後すぐに公道で走行できる状態にするために必要な「総額」のことです。本体価格に加え、法定費用や登録手数料、整備費用などが含まれます。
たとえば、表示されている本体価格が70万円だとしても、乗り出し価格は80万〜90万円になることが多いです。
乗り出し価格に含まれる主な費用項目
- 自賠責保険料: 12か月契約で約9,000円
- 重量税: 約5,700円(新車登録時)
- 登録代行手数料: 約1万〜3万円
- 納車整備費用: 約1万〜5万円(販売店により異なる)
- ナンバープレート取得費用: 約500円〜1,000円
販売店によってはこれらの費用をパッケージとして提示しているところもあります。
実際の事例:中古と新車の乗り出し価格の違い
中古車の例:CB400SF 中古車 本体価格:55万円 → 乗り出し価格:約65万円(諸費用込み)
新車の例:YAMAHA R3 新車 本体価格:72万円 → 乗り出し価格:約85万円
特に中古車は販売店ごとの整備内容や保証の有無によって価格差が大きくなるので、乗り出し価格を明示している販売店を選ぶのがポイントです。
コストを抑えるためのポイント
- 自分で登録手続きする: 登録代行費用が節約できる
- 不要なオプションを外す: 保険や盗難対策など、後で自分でつける方法も
- 複数店舗を比較する: 同じモデルでも諸費用に差がある
特に登録関係の手続きは、知識があれば自分で行うことも可能です。
Apple CarPlayのような機能はバイクに必要?
最近では、スマートフォンをナビや音楽再生に使いたいという需要も増えています。400ccクラスのバイクでは純正でCarPlayに対応していないことが多いですが、後付けのスマートフォンマウントやBluetoothヘッドセットの活用で代替可能です。
防水・耐振動性に優れたスマホホルダーを選び、USB電源ポートも追加すれば快適なツーリング環境が整います。
まとめ:予算には乗り出し価格を意識しよう
400ccバイクを購入する際には、本体価格だけでなく乗り出し価格を確認することが非常に重要です。追加費用の内訳を把握しておくことで、予算オーバーを防ぎ、納得のいく買い物ができます。事前に見積もりを取り、販売店との信頼関係も築いていきましょう。
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