バイクに乗るならヘルメットは命を守る最も重要な装備です。安全性だけでなく快適性や信頼性を兼ね備えた製品を選ぶことが、長く安心してライディングを楽しむ秘訣です。本記事では、安全性能に優れたヘルメットメーカーを中心に、それぞれの特徴や選び方のポイントを解説します。
安全規格を理解する|ヘルメット選びの基準
ヘルメットの性能は、クリアしている安全規格で判断できます。代表的な安全規格には以下のものがあります。
- SG(日本):基本的な国内安全基準
- JIS(日本工業規格):国内で最も信頼されている規格
- SNELL(スネル):衝撃テストが非常に厳しく、世界的に評価が高い
- ECE(ヨーロッパ):ユーロ圏で義務化されている国際規格
この中でも特にSNELLとECEを同時に取得している製品は、最高水準の安全性を誇ります。
定番の高性能ヘルメットメーカー
アライ(Arai)とショウエイ(SHOEI)は、日本を代表する世界的なヘルメットメーカーです。
アライは全モデルでスネル規格をクリアしており、レーサーからも高い信頼を得ています。手作業による仕上げや帽体の丸みも特長です。
ショウエイは空力性能に優れ、風切り音が少なく長距離でも疲れにくいと好評。ECE規格にも強く、ツーリング志向のユーザーにも人気です。
その他の注目ブランド
OGKカブトは日本メーカーで、コストパフォーマンスが非常に高いです。近年は空力や快適性でもレベルアップしています。
HJCやAGVなどの海外メーカーもレーシングで実績があり、デザイン性や軽さにも定評があります。ヨーロッパ規格を重視するユーザーにおすすめです。
目的別に選ぶ|シーンに合ったヘルメット選び
用途によって適したヘルメットも異なります。
- 通勤・街乗り:フルフェイスでなくてもOK。ジェットヘルメットでも良好。OGKやHJCがコスパ抜群。
- ツーリング:長時間でも疲れにくく静音性に優れたショウエイやアライのフルフェイスがおすすめ。
- サーキット・スポーツ走行:スネル取得のアライやAGV、SHOEIが必須級。
試着は必須|サイズとフィット感が命を守る
同じメーカーでもモデルによって被り心地が違います。フィット感が悪いと安全性が損なわれるため、必ず試着しましょう。
アライは楕円形の帽体、ショウエイは比較的丸型が多い傾向にあります。自分の頭の形と合うかが非常に重要です。
まとめ|命を守るために「性能で選ぶ」ヘルメットを
ヘルメット選びは見た目や価格ではなく、安全性能と信頼性で選ぶことが何よりも大切です。アライやショウエイはもちろん、使用目的に応じて適切な規格・形状・快適性を備えた製品を選びましょう。妥協せずに選んだヘルメットは、あなたの命を守ってくれる強い味方になります。
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