ジムニーノマド(Jimny 5ドア)は日本で輸入開始されている?最新動向と正規導入の可能性

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コンパクト4WDの代名詞として世界的に人気を集めるスズキ・ジムニー。その5ドア版にあたる「ジムニーノマド(Jimny 5-Door)」がインドで発表されて以来、日本のファンからも注目が集まっています。ジムニーの機能性はそのままに、ファミリーユースやロングツーリングに適した拡張モデルとして期待されるこのモデル。では、現時点で日本での輸入はどうなっているのでしょうか?

ジムニーノマドとは?基本スペックと特徴

ジムニーノマド(Jimny 5ドア)は、インドのマルチ・スズキ社が生産を担当するジムニーのロングホイールベース仕様車です。全長3985mm、ホイールベース2590mmと、3ドアジムニーに比べて約34cm長くなっています。

パワートレインは従来の1.5L自然吸気エンジンを採用し、4WD機構やラダーフレーム構造も継承。リアドアの追加により、後部座席の乗降性と実用性が大幅に向上しているのが最大の特徴です。

現在の輸入状況:並行輸入は始まっている

2024年現在、ジムニーノマドの国内正規販売はされていませんが、すでに並行輸入という形で国内に入ってきています。主に専門の輸入業者やカスタムショップを通じて導入されており、展示・販売が行われているケースもあります。

例えば、東京や愛知、大阪などの一部ショップではジムニーノマドを店頭展示している例があり、実際に試乗ができるケースも確認されています。価格は車両本体で350万円前後からが相場となっています。

なぜ正規販売されていないのか?

スズキ本社は日本国内でのジムニーノマドの販売について慎重な姿勢を取っています。その背景には以下のような事情があります。

  • 排ガス規制と衝突安全基準への適合調整
  • 生産能力がインド市場でフル稼働しており輸出余力が少ない
  • 軽自動車サイズのジムニーが主流の日本市場に5ドアがフィットするかの市場調査が継続中

こうした要因により、現時点でスズキ公式による正規販売の発表は行われていません。

ジムニーノマドを国内で手に入れるには?

ジムニーノマドを日本で手に入れるには主に以下の方法があります。

  • 並行輸入業者経由で購入:車両代金+輸送費+各種登録手数料などが加算されます
  • カスタムショップによる展示在庫を探す:状態を直接確認できる点がメリット
  • 個人輸入:手続きは煩雑だが最も自由度が高い

いずれの方法も、購入後のアフターサービスやパーツ供給体制を事前に確認することが重要です。特に車検適合や修理対応可能な整備工場を確保しておくことがポイントになります。

今後の正規導入の可能性は?

複数の自動車専門メディアでは、スズキが国内販売の可能性を探っているとの報道もあり、期待が高まっています。ただし、具体的な時期や仕様の発表はまだなく、少なくとも2025年以降になる見通しです。

2024年6月時点では「未定」ではありますが、スズキの公式発表やモーターショーの動向を注視することで、今後の展開をいち早くキャッチすることが可能です。

まとめ:ジムニーノマドは“並行輸入なら買える”が“正規販売は未定”

ジムニーノマドは、すでに日本に輸入されている実績があるものの、スズキによる正規販売はまだ始まっていません。今すぐにでも乗りたいという方は、並行輸入業者を活用することで購入可能です。

一方、整備や保証などを重視する方は、今後のスズキの正式発表を待つのが安心かもしれません。アメ車的な雰囲気もある5ドアジムニーに興味があるなら、今が情報収集の好機です。

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