バイク3台持ちはアリ？PCX・レッツG・250cc単車をどう選ぶかの実用的判断軸

バイクの台数を増やすと、それぞれの用途に合った使い分けができる反面、保管場所や維持費の負担も増えます。PCX125・レッツG・そして新たに250cc単車の導入を考える方に向けて、3台持ちの現実性や選び方のポイントをまとめました。

それぞれのバイクの用途と特徴を整理する

まずは現在所有している2台についての特徴と用途を整理してみましょう。

さらに250cc単車は、走行性能や見た目、長距離ツーリングにも適した魅力がありますが、荷物積載力は低くなります。

バイクを3台所有する場合の最大のネックは「駐輪スペース」と「維持費」です。都市部では3台分のスペース確保は難しいことが多く、賃貸物件では契約上不可能な場合もあります。

維持費の面では以下のような項目が増えます。

このため、3台持ちは余裕のあるスペースと予算がある方向けの選択になります。

この選択は買い物用途に限定される方には向いています。レッツGは小回りが利き、駐輪も楽な反面、タンデム不可、そして坂道や長距離では非力さが目立ちます。

例えば、買い物は週に数回のみで、通勤やタンデムの機会がない方なら現実的です。ただし、レッツGの維持に加えて250cc単車の維持が発生するため、快適性よりも趣味性を優先した選択といえます。

こちらはバランスの良い選択肢です。PCXは買い物・タンデム・街乗り・近郊ツーリングなどほぼすべての実用に対応します。

実例として、「普段はPCXで日常をこなし、休日は250ccで趣味のツーリング」というスタイルは非常に実用的で、都市部でも多くの人がこの組み合わせで運用しています。

趣味性を抑えた現実重視の選択ですが、バイクが生活の足である場合、これも十分に有効です。250cc単車は維持コストや燃費面ではPCXより不利な面もあり、買い物やタンデムでは不便です。

一方で、ライディングの楽しさを諦めたくない方にとっては、やや物足りなさを感じるかもしれません。

結局のところ、単車を買いたい理由が「ワクワクするから」「見た目が好きだから」「音や走りが楽しいから」であれば、その気持ちを大切にする価値は十分あります。

月1回しか乗らなくても、250ccバイクに乗る時間がストレス解消や趣味として充実感を得られるなら、コスト以上の価値があるとも言えます。

バイクの台数を増やす決断は、利便性・費用・保管場所・そして何より気持ちのバランスをとることが重要です。

PCXを残して250cc単車を迎える選択肢は、多くの方にとって現実的かつ楽しさも得られる構成といえるでしょう。レッツを手放すことでスペースや維持費の負担も最小限に抑えられます。

あとは、どれだけ「そのバイクに乗りたいか」を自分自身に正直に向き合うだけです。