スタイリッシュなデザインで今なお根強い人気を誇る「マジェスティ125FI」。2000年代前半に登場し、その流麗なボディラインと快適な乗り心地から、多くのライダーに支持されました。中古市場での流通もあり、今から購入を検討している方も少なくありません。本記事では、マジェスティ125FIを今あえて選ぶメリットと注意点をわかりやすく解説します。
マジェスティ125FIの魅力と人気の理由
マジェスティ125FIは、ヤマハが台湾で生産していたグローバルスクーターです。見た目の高級感と機能性の高さが特徴で、当時の125ccクラスでは珍しかった装備も魅力の一つでした。
特に、デュアルヘッドライトやメットインスペースの広さ、FI(フューエルインジェクション)による安定した始動性などが注目されていました。現代でも見劣りしないデザインは、街乗りや通勤にも適しています。
中古で買う際のメリット
最大のメリットは、やはりコストパフォーマンスです。中古価格は車両の状態によって大きく変わりますが、良好な車体でも10万円前後から見つけることができるため、初めてのバイクやサブバイクとしても選びやすいです。
また、パーツの入手性も比較的良好です。流通量が多いため、消耗品や社外パーツも豊富に手に入る点は、長く乗る上で大きな安心材料になります。
購入前にチェックすべきポイント
マジェスティ125FIは設計が古いため、年式によっては10年以上前の車体も珍しくありません。そのため、中古購入時には以下のポイントを必ずチェックしましょう。
- エンジンの始動性と異音の有無
- 冷却系統(ラジエーターやホース)からの水漏れ
- 外装の割れ・色褪せ
- サスペンションやブレーキの劣化
- 電装系(特にウィンカーやライト)の正常作動
購入前には、信頼できる販売店やバイクショップで整備記録の確認や実車確認を行うことをおすすめします。
維持費や故障リスクは?
年式が古い分、やはりトラブルのリスクは新型バイクより高めです。特に、燃料ポンプやレギュレーター、セルモーター周りの故障は比較的報告が多い部位です。
そのため、購入後の維持費として、最低でも年間2〜3万円程度の整備費用を見積もっておくと安心です。また、できればDIY整備に挑戦できる人には非常に向いている車種とも言えるでしょう。
こんな人にはおすすめ!
以下のようなニーズを持つ方には、マジェスティ125FIは非常に良い選択肢です。
- 低予算でデザイン性の高いバイクが欲しい
- 日常の足としてコンパクトなスクーターを探している
- 自分で整備しながらバイクを長く楽しみたい
反対に、故障リスクやメンテナンスに不安がある人や、完全ノーメンテでの使用を考えている人にはあまりおすすめできません。
まとめ:見た目に惚れたらアリ!ただし整備とリスクは理解して
マジェスティ125FIを今から中古で購入するのは、見た目やコスト面での魅力が非常に大きい選択肢です。しかし、年式や整備状況によっては故障リスクが高まるため、購入前にしっかりと車体チェックを行うことが必要不可欠です。長く乗るための覚悟と手間を惜しまない方にとっては、今なお「買い」の一台と言えるでしょう。
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