KTM 790 Duke vs スズキ GSX-8S|価格・重量・走りから見るバランスの良い選び方

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スポーツネイキッドバイクを選ぶ際、KTM 790 Dukeとスズキ GSX-8Sは非常に魅力的な選択肢です。どちらもミドルクラスとして扱いやすく、ライディングを楽しむための個性が際立っています。この記事では、価格、重量、スペック、実際の走りの印象などから両者を比較し、ライダーのスタイルに応じた選び方の参考になる情報をお届けします。

スペック比較:基本性能を押さえておこう

項目 KTM 790 Duke スズキ GSX-8S
エンジン 799cc 並列2気筒 776cc 並列2気筒
最高出力 105PS / 9,000rpm 83PS / 8,500rpm
最大トルク 87Nm / 8,000rpm 78Nm / 6,800rpm
車両重量 乾燥174kg(装備重量約190kg台) 装備重量202kg
価格(目安) 約130〜140万円 約110〜120万円

数値で見ると、790 Dukeはより高出力・高トルクで軽量。GSX-8Sはコストパフォーマンスとトルクの扱いやすさが強みです。

取り回しと軽快さなら790 Dukeに軍配

KTM 790 Dukeの大きな魅力はその軽さにあります。乾燥174kgという数値はこのクラスのバイクとしては非常に軽く、ストップ&ゴーの多い市街地や、峠道などでの切り返しの軽快さは群を抜いています。

「軽さは正義」と言われるほど、日常での扱いやすさやライディングの自由度には大きく関わります。

GSX-8Sは価格と安定性で優れる選択肢

一方でGSX-8Sは装備重量202kgとやや重めではあるものの、しっかりとした足回りと安定感のある挙動で、高速走行やツーリングに強い特性を持っています。新開発の776ccエンジンは低中速トルクが厚く、街乗りでも扱いやすいのが特徴。

また、最新の電子制御(ライドバイワイヤ、TCS、クイックシフターなど)を充実装備しながら、コストを抑えた価格設定は「買って損しないバイク」として高評価を得ています。

実際のユーザー評価・フィーリング

790 Dukeのオーナーは「とにかく軽くてよく曲がる」「スロットルレスポンスが鋭く、峠が楽しい」といった声が多く、積極的に乗って操る楽しさを求めるライダーに支持されています。

一方でGSX-8Sのユーザーは「安心感のある挙動」「ツーリングでも疲れにくい」「とにかくコスパが良い」といったレビューが多く、万人受けする万能機としての魅力が際立っています。

どちらが自分に合う?選び方のヒント

選び方のポイントは以下のように整理できます。

  • 軽快でダイレクトな操縦感が好き → KTM 790 Duke
  • コストパフォーマンスと安定感重視 → スズキ GSX-8S
  • 峠やワインディング重視 → KTM
  • 街乗りやツーリング主体 → スズキ

また、KTMのメンテナンス環境に不安がないのであれば、790 Dukeの軽さと個性は非常に魅力的です。一方で、GSX-8Sは日本製ならではの安心感とバランス感覚が強みです。

まとめ:どちらも正解。重視する「楽しさ」の種類で選ぼう

KTM 790 Dukeとスズキ GSX-8Sは、どちらもミドルクラスの中で個性と魅力を持つ優れたネイキッドバイクです。

「軽快に攻めたい」なら790 Duke、「ゆったりも楽しみたい」ならGSX-8Sという棲み分けができるでしょう。最終的には自身のライディングスタイルに合わせた「楽しさの方向性」を見極めることが、満足度の高い選択につながります。

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