スズキGT380は1970年代に登場した2ストローク3気筒エンジンを搭載した名車であり、現在でも旧車愛好家に非常に人気のあるモデルです。しかし、その長い製造期間と細かな仕様変更により、「自分のGT380がどの型式(B何)に該当するのか分からない」といった悩みを持つユーザーは少なくありません。
GT380の型式と年式の関係
GT380は1972年の初期型(B0/B1)から1980年ごろの最終型(B7)まで、おおむね年式ごとに型式が割り振られています。代表的な型式の対応は以下の通りです。
型式(B何) | おおよその製造年 | 特徴 |
---|---|---|
B1 | 1972 | 初期型。前後ドラムブレーキ |
B2 | 1973 | フロントがディスク化 |
B3 | 1974 | カラー変更・微細な調整 |
B4 | 1975 | サイドカバー変更 |
B5 | 1976 | マフラー形状やウインカー変更 |
B6 | 1977 | シート形状変更 |
B7 | 1978〜80 | 最終型、電装系など改善 |
ただし、型式の区分は販売地域によって前後することがあるため、あくまで目安と考えてください。
フレーム番号から型式を推定する方法
GT380のフレーム番号は「GT380-7XXXXX」のように始まります。70000番台後半(例:GT380-729000前後)は、おおよそB6型〜B7型に該当すると推定されます。
特にGT380-729✴︎✴︎番台であれば1977〜1978年製造の可能性が高く、型式としてはB6またはB7型である可能性が大いにあります。
見た目から型式を特定するチェックポイント
- ウインカーの形状(丸型 or 平型)
- マフラーの形(膨らみの有無)
- シート後端の処理
- テールランプのデザイン
- メーター周りの色やメーター表示
これらをカタログ写真や旧車専門誌の情報と照合すると、さらに正確に型式を絞り込むことが可能です。
より正確に知りたい場合はどこに聞く?
もし公式な情報が必要な場合、スズキのカスタマーセンターや旧車専門店・レストアショップに問い合わせることで、フレーム番号から製造年・型式を調べてもらえることがあります。
また、GT380の専門コミュニティやフォーラムでも同じフレーム番号帯のオーナーから有力な情報が得られる可能性があります。
まとめ:GT380-729✴︎✴︎番台はB6またはB7型の可能性大
スズキGT380の型式は製造年に基づいて分類され、フレーム番号「GT380-729✴︎✴︎」は1977〜78年頃のB6〜B7型に該当する可能性が高いとされています。
外観の違いやフレーム番号の照合により、かなりの精度で型式を特定できますが、より正確に知るためにはメーカーや専門家の協力も有効です。愛車の理解を深めるためにも、ぜひ参考にしてみてください。
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