AT限定の教習初日、いきなり運転席に座って緊張した方も多いはず。特に「ハンドル操作の手が逆!」と指摘されると、自信を失いかねません。この記事では、初心者がつまずきやすいハンドル操作の基本と、ミスを防ぐための練習法をわかりやすく解説します。
初心者がよく間違えるハンドルの握り方とは
教習所では「両手を10時10分の位置に置いてハンドルを握りましょう」と教えられます。けれど、緊張して手が下がったり、片手だけで回そうとしてしまうことがよくあります。
また、曲がるときに右折なのに左手で回し始めるなど、教官に「逆だよ」と注意されるのは、焦って手の順番を間違えているのが原因です。
クロスハンドとプッシュプル法の違い
ハンドルを回す方法には大きく分けて2つあります。ひとつはクロスハンド(手が交差する方法)、もうひとつはプッシュプル法(手を交差させずに上下で押す方法)です。
教習所では安全性の面から基本的にプッシュプル法が推奨されます。これは手の位置が常にハンドルの外側にあり、エアバッグの作動時も安全だからです。
正しいハンドル操作を身につけるコツ
焦らず落ち着いて操作するには、目線を遠くに置くことがとても重要です。近くばかり見ていると急な操作になり、結果として手の動きが乱れてしまいます。
もう一つのコツは、左手で押すなら右手で引くといったように、両手でバランスよく動かす意識を持つことです。
自宅でできるハンドル操作の練習法
教習車以外でもハンドル操作の練習は可能です。座椅子やイスに座り、お盆やフライパンの持ち手などをハンドルに見立てて回す練習をしてみましょう。右に回すときの手の動き、左に回すときの押し引きの動作を体で覚えることができます。
また、教習で運転した後の夜に、頭の中で1日の動きを思い返してシミュレーションするのも効果的です。
慣れないうちは誰でもミスをする
教習初日で完璧に運転できる人はほとんどいません。教官の注意は「怒っている」のではなく「安全のための指導」ですので、落ち込まず前向きに受け止めましょう。
他の教習生も同じように失敗を重ねて上達しています。あなたも回数を重ねるごとに自然と体が覚えてきます。
まとめ:安心してハンドル操作を覚えていこう
AT教習初日の失敗は誰もが通る道です。特にハンドル操作は経験によって確実に上達するポイント。焦らず、教官の指示を素直に聞いて、「何をミスしたのか」「次はどうするか」を自分なりに整理していきましょう。
次の教習ではきっと今日よりスムーズに操作できるはずです。自信を持って進んでください!
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