メルカリなどで原付バイクを購入する際、写真や説明だけでは分からない点が多く、現車確認が非常に重要です。知識が浅い方でも安心してチェックできるよう、この記事では具体的にどこを見ればよいかを分かりやすく解説します。
外装の状態:キズやサビの確認は基本中の基本
まずはバイクの外装をよく観察しましょう。特に確認すべきなのは、カウル(外装パネル)やフレームの傷、割れ、サビなどです。特にサビが進行している場合は後々修理が必要になることもあります。
また、塗装の状態も重要です。色あせやムラがあれば、転倒歴や再塗装の可能性があるため、念のため理由を尋ねておくと安心です。
エンジンの始動性と異音
セルやキックでエンジンがスムーズにかかるかを確認しましょう。始動に時間がかかる場合や、アイドリングが安定しない場合はエンジンの調子が悪い可能性があります。
異音が出ている(カラカラ、ガラガラなど)場合も注意が必要です。正常なエンジン音を知らない場合は、YouTubeで「原付 正常なエンジン音」などと検索しておくと役立ちます。
タイヤ・ブレーキの摩耗具合
タイヤの溝が残っているか、ひび割れがないか確認しましょう。溝が少ないと交換が必要で、費用がかかります。ブレーキは前後のパッド残量や利き具合も確認してください。
簡単なチェック方法としては、バイクを手で押して少し動かし、前後のブレーキレバーを握ってしっかり止まるか確認するのがおすすめです。
メーター・ライト・ウインカーなど電装系の動作確認
スピードメーター、燃料計、ウインカー、ブレーキランプ、ホーンなど、基本的な電装系がすべて動作するかをチェックしましょう。意外と見落としがちですが、これらが動かないと整備費用がかかる上、車検にも通らない可能性があります。
特にライトの光量やウインカーの点滅速度が極端に遅い場合はバッテリーの劣化が疑われます。
車体番号と書類の一致確認
フレームに刻印された車体番号と、自賠責や譲渡証明書に記載されている番号が一致するか必ず確認してください。違っていた場合、名義変更や登録ができないことがあります。
また、書類がきちんと揃っているかも重要です。標準で必要なのは「廃車証明書」「譲渡証明書」「自賠責保険証明書」です。
チェーン・サスペンションの劣化具合
チェーンがたるんでいないか、錆びていないかを確認しましょう。サスペンションは上下に揺らして異音が出ないか、動きがスムーズかを確認すると良いです。
もし不安な場合は、写真や動画を撮ってバイクに詳しい友人に見てもらうのもおすすめです。
まとめ:現車確認は“後悔しないため”の必須ステップ
原付バイクは比較的手軽に購入できますが、見た目や価格だけで判断してしまうと、後から修理費がかさむことがあります。今回ご紹介したポイントを参考に、事前にしっかりと現車を確認することで、安心してバイクライフをスタートできます。
少しでも不安があれば購入を見送る勇気も必要です。大切なお金を使うからこそ、納得できる1台を選びましょう。
コメント