車のサイドミラーが開かなくなると、安全運転に支障をきたすだけでなく、修理にかかる費用や手間も気になるところです。特にモーター音がするのにミラーが動かない場合、内部機構の故障が疑われます。今回はその原因や修理費用の目安、ディーラーと街の車屋さんでの対応の違いについて詳しく解説します。
サイドミラーが開かない主な原因とは?
モーター音がしているにもかかわらず開かない場合、サイドミラーの内部ギアや可動部の破損・固着が原因である可能性が高いです。以下のような原因が考えられます。
- 内部のギア破損
- 可動部にゴミや異物が詰まっている
- 寒冷地では凍結による動作不良
- 電動モーターが空回りしている状態
まずは外部に目立った傷や変形がないかを確認し、寒冷地では凍結の可能性も疑ってみましょう。
ディーラーでの修理費用の目安
ディーラーで修理を行う場合は、純正部品の交換が基本となります。費用は次のような目安です。
- サイドミラーASSY(全体交換): 30,000〜60,000円
- 工賃: 5,000〜10,000円
- 合計:35,000〜70,000円前後
ディーラーは品質保証があり、純正パーツが使われるため信頼性は高いですが、価格は高めです。
街の整備工場や修理業者での費用
街の整備工場では、中古パーツや社外品を利用することでコストを抑えることが可能です。料金の目安は以下の通りです。
- 中古ミラー交換:10,000〜25,000円
- 工賃:5,000〜8,000円
- 合計:15,000〜30,000円前後
ただし、中古パーツは外観に擦れがあったり、色が異なる場合もあるため、見た目にこだわる方は注意が必要です。
保険や保証が適用される可能性も
任意保険に車両保険を付けている場合、自然災害や第三者によるいたずらなどが原因であれば保険が適用されるケースもあります。また、新車保証期間中であればディーラーで無償修理が受けられる場合もあります。
まずは自身の保険内容や保証期間を確認しましょう。保険適用になるかどうかで負担額が大きく変わります。
自分でできる応急処置と注意点
内部でミラーが動こうとしている音がする場合、軽く手で補助することで動くことがありますが、無理にこじ開けると内部パーツが破損する可能性があるため、慎重に行ってください。
また、ミラーが動かない状態でもミラー自体の角度調整ができるなら、暫定的に視野を確保する工夫も必要です。安全運転を最優先にしてください。
まとめ:修理の選択は状況と予算で判断
サイドミラーが開かないトラブルは、ディーラーでの修理なら安心ですが高額になりやすく、街の整備工場ならコストを抑えられる反面、パーツの状態に差がある可能性もあります。原因が特定できない場合は、まず見積もりを取り、複数の業者を比較するのがおすすめです。
安全性に関わる部分だけに、早めの修理対応を心がけましょう。
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