最近、警察官に免許証を提示した際に、スマートフォンのような機械で読み取られるケースが増えています。特に違反をしていなくても確認されることがあり、「何のため?」「点数は引かれるのか?」と不安になる人も少なくありません。本記事では、この読み取り端末の正体と、警察が何を確認しているのかを解説します。
警察のスマホ型端末は「携帯型免許証読取装置」
警察官が使用するスマホのような端末は、正式には「携帯型免許証読取装置」や「ハンディ端末」と呼ばれます。運転免許証のICチップを読み取る機能があり、免許証の偽造を防止したり、有効性を瞬時に確認できるよう設計されています。
ICチップには氏名、生年月日、免許の種類、有効期限などの情報が記録されており、端末をかざすことでこれらの情報を読み取ることができます。
読み取りの目的は?違反の有無だけではない
この端末の使用目的は、必ずしも違反を取り締まるためだけではありません。主に以下の確認のために用いられます。
- 免許証の有効期限確認
- 記載内容との一致チェック(偽造防止)
- ICチップの破損や読み取り不可状態の確認
- 過去の交通違反歴や取消・停止処分歴の参照(必要時のみ)
つまり、違反や反則金の対象でなくても、本人確認や安全確保の一環として読み取りが行われることがあります。
読み取られたからといって点数が引かれるわけではない
多くの人が不安に思うのが「点数が引かれているのでは?」という点です。しかし、読み取りが行われただけで点数が引かれることはありません。違反行為があった場合にのみ、点数の加算や反則金が発生します。
つまり、免許証を提示して読み取りが行われた後、「違反はありません」と言われてそのまま解放されたのであれば、ペナルティは一切ないと考えて問題ありません。
なぜ何もしていないのに免許証を確認されるのか
警察官は、職務質問や交通指導の一環として、必要に応じて免許証の提示を求めることがあります。特にコンビニや路肩にバイクや車が停車しているときなど、「盗難車ではないか」「無免許運転ではないか」などの確認目的で声をかけられることもあります。
これは治安維持や交通安全のための業務であり、法的にも正当な職務権限の一部とされています。もちろん、必要以上に長時間拘束されたり、不適切な言動があれば、対応について相談窓口に申し出ることも可能です。
実例:実際に読み取りされたが問題なし
あるライダーは、コンビニの駐車場で休憩中に警察官から免許証の提示を求められ、スマホ型端末で読み取られました。特に違反がなかったため、2〜3分程度で確認が終わり「お気をつけて」とだけ言われて解放されたとのこと。
このように、読み取り行為自体は違反の有無にかかわらず行われることがあり、通常は何の問題もありません。
まとめ:スマホ型端末の読み取りは確認作業の一環
警察官による免許証の読み取りは、違反の有無に関係なく実施される場合があります。スマホ型の読み取り端末は、免許証のICチップ情報を確認するためのもので、読み取られたからといって点数が引かれることはありません。安心して対応し、必要な確認が終われば何も問題はありません。
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