残クレ(残価設定型ローン)とは?繰り返し払い続ける仕組みとそのメリット・デメリット

新車

残クレ(残価設定型ローン)は、車を購入する際に利用するローンの一種で、購入時に設定された残価(車両の最終的な支払い額)を考慮して月々の支払い額を抑えることができます。しかし、その仕組みを理解していないと、何度も車を買い替えることになり、最終的にはお金を払い続けることになってしまうこともあります。

1. 残クレとは?

残クレ(残価設定型ローン)とは、車の購入時に一定の金額(残価)を最終回の支払いとして設定し、それを差し引いた額を月々の支払い額として分割して支払うローンです。残価は車の売却価格を予測したもので、通常は車両の3年後、5年後などの時点で予想される下取り価格が設定されます。

残価設定型ローンの特徴は、月々の支払額が一般的なローンよりも低く設定できるため、短期間で高価な車を購入することが可能になる点です。

2. 「次に乗りたい車が出たらまた買い替えている」という点について

残クレを利用する場合、月々の支払いが低く抑えられるため、次に乗りたい車が登場したときに、同じように残クレを利用して新車を購入することができます。その際、以前の車を下取りに出すことで、残価部分を支払い、次の車を購入することができるため、ローンの支払いを続けることができるという点が特徴です。

つまり、残クレでは車を買い替えるたびに新たなローンが始まり、旧車の残価を支払うことになりますが、その支払い額は新しい車のローンに組み込まれるため、支払い続けることが一般的になります。

3. 残クレのメリットとデメリット

残クレの最大のメリットは、月々の支払い額が少なくなるため、初期の支払い負担が軽減される点です。また、定期的に新車に乗り換えることができるため、最新の車を楽しみたい方には向いています。

一方、デメリットとしては、支払いが続く限り新しい車に乗り換えられるため、ローンを払い続けることになり、最終的に自分のものにはならない可能性があります。長期的に見たときには支払いが継続するため、総支払額が高くなる場合もあります。

4. まとめ:残クレは「払いつづけること」への認識が重要

残クレは、車のローンを最初に設定した段階では、月々の支払いを抑えることができる便利な仕組みですが、繰り返し車を買い替えることで、支払いを延々と続けることになります。そのため、最初に支払い額を低く抑えることができる一方で、最終的に車を所有することは難しくなる可能性もあります。

もし一生払い続けたくないという考えがあるのであれば、残クレ以外の購入方法(例えば通常の自動車ローンや一括購入)を検討するのも一つの選択肢です。

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