初心者でもできる!正しいエンジンオイルの入れ方と注意点

車検、メンテナンス

車のメンテナンスの中でも比較的手軽にできるのがエンジンオイルの補充です。しかし、やり方を間違えるとエンジンに悪影響を与えることもあるため、基本的な知識と手順をしっかり押さえておくことが重要です。

エンジンオイルの役割と補充が必要なサイン

エンジンオイルは、エンジン内部の摩擦を減らし、冷却や洗浄、密封といった役割も担っています。オイルが少なくなるとエンジンの調子が悪くなる原因になります。

オイル量が少なくなっているサインとしては、メーター内のオイルランプの点灯や、エンジン音の変化(ガラガラとした異音など)、加速時のもたつきなどがあります。これらを感じたら、すぐにオイル量を確認しましょう。

エンジンオイル補充の準備と道具

補充に必要なものは以下の通りです。

  • エンジンオイル(車に合ったグレード・粘度のもの)
  • オイルジョウゴ(じょうご)
  • ウエス(布やペーパータオル)
  • 軍手(手を保護するため)

車種によって推奨されるオイルの種類は異なるため、取扱説明書かメーカー公式サイトで確認しましょう。ホームセンターやカー用品店、ネット通販で購入できます。

エンジンオイルの正しい入れ方

補充の基本的な手順は以下の通りです。

  1. 車を平らな場所に停め、エンジンを止めて10分ほど冷ます
  2. ボンネットを開け、オイルレベルゲージを取り出してウエスで拭く
  3. 再度ゲージを差し込んで引き抜き、オイルの量を確認
  4. オイルフィラーキャップ(OILと書かれている)を開け、ジョウゴで少しずつオイルを入れる
  5. 少量ずつ入れた後、再度レベルゲージで量を確認
  6. 適量になったらキャップを閉めて完了

注意点:一度に多く入れすぎないこと。入れすぎるとエンジン内に負担がかかり、最悪の場合エンジンブローの原因にもなります。

具体例:軽自動車でのオイル補充の流れ

たとえば、スズキのワゴンR(NA車)であれば、エンジンオイルの適正量は約2.8リットルです。オイルゲージが「LOW」付近まで減っていた場合は、200〜300mlずつ補充しながらゲージで確認します。

オイル交換ではなく補充の場合、全量入れる必要はありません。目安として、ゲージの「LOW」と「FULL」の間が約1リットルに相当します。

オイルの補充と交換の違い

オイル補充はあくまで一時的な対処で、汚れたオイルをそのままにしている状態です。定期的なオイル交換(3,000〜5,000kmごと、または半年ごと)が重要です。

補充を頻繁に繰り返していると、結果的にオイルが劣化したまま使用されるリスクがあるため、交換と補充のバランスを見極める必要があります。

まとめ:正しく補充してエンジンを長持ちさせよう

エンジンオイルの補充は、ポイントさえ押さえれば初心者でも安全に行えます。オイルの役割を理解し、適切なタイミングで量をチェック・補充することで、車のパフォーマンスと寿命を守ることができます。定期的なオイル交換も忘れずに、愛車と長く付き合っていきましょう。

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