GT380のポイント調整を行った際、テスタで確認したところ全箇所で常時点灯してしまうという問題が発生しています。自分なりに心当たりのある部品は交換したものの、改善されないという状況です。このような問題に直面した場合、どのような原因が考えられるのでしょうか?今回はその解決策を紹介します。
GT380のポイント調整の基本
GT380は、古典的なバイクであり、ポイント点火システムを使用しています。ポイント調整が正しく行われていないと、点灯不良や点灯しっぱなしの状態になることがあります。まず、ポイント調整の基本的な手順を確認しましょう。
ポイント調整をする際には、ギャップの設定やコンタクトブレーカーの状態、さらにはコイルの状態などを確認することが重要です。特に、ポイントがしっかりと接触していない場合や、コンデンサーに不具合があると、常時点灯してしまうことがあります。
原因と考えられる問題点
もしポイントが常時点灯してしまう場合、以下のいくつかの問題点が考えられます。
- ポイントギャップの調整不良
- コンタクトブレーカーの不良(新品に交換した場合でも不良品がある可能性)
- イグニッションコイルの問題(コイルが高負荷に耐えられない場合、過剰な電流を流してしまう)
- コンデンサーの不良や接続不良
- ハーネスの接続不良やショート
特に、ポイント調整のギャップが適切でない場合、点火タイミングがずれ、常に点灯した状態になることがあります。また、コンデンサーの不具合が原因となる場合もあります。コンデンサーは電流の放電を調整するため、これが不良になると不適切なタイミングで点火が行われることになります。
解決策とチェック項目
問題を解決するために、以下のチェック項目を確認しましょう。
- ポイントギャップの調整が正確かを確認する。適切なギャップ設定を行い、再度調整を行ってみましょう。
- コンタクトブレーカーが正しく機能しているかを確認。新品に交換した場合でも、製品に不良があることもあるため、再度確認してみることが重要です。
- イグニッションコイルが正常に動作しているかを確認。コイルが過剰に熱を持っていないか、接続が確実であるかをチェックしましょう。
- コンデンサーの状態を確認。コンデンサーが正しく機能していない場合、点火タイミングに影響を与えることがあります。
- ハーネスの接続を再確認し、ショートしていないか、接続不良がないか確認しましょう。
これらの確認を行うことで、常時点灯の問題を解決することができます。
まとめ:ポイント調整の重要性と対策
GT380のポイント調整は、正確な調整と部品の状態確認が重要です。常時点灯してしまう場合は、ポイントギャップやコンタクトブレーカー、コイル、コンデンサーなど、各部品の状態を慎重にチェックすることが解決への第一歩です。また、調整後にはテストを繰り返して、確実に点灯するタイミングを合わせるようにしましょう。
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