モバイルバッテリーで車のバッテリー交換時のバックアップは可能?20000mAhでどれくらい持つのか解説

車検、メンテナンス

車のバッテリー交換時に電源を切らずにメモリ保持を行うため、モバイルバッテリーを使用してバックアップを取る方法が注目されています。特に20000mAhのモバイルバッテリーがどれほどの時間、車の電源を維持できるのか気になる方も多いでしょう。この記事では、その仕組みや注意点、実際の使用例について詳しく解説します。

車のバッテリー交換時にバックアップが必要な理由

車のバッテリーを交換する際、電源が完全に切れると、ナビゲーションの設定や時計、パワーウィンドウの初期設定などがリセットされることがあります。これを防ぐために、バッテリー交換中も車の電源を維持するバックアップ電源が必要となります。

従来は専用のバックアップ電源装置を使用していましたが、近年ではモバイルバッテリーを利用する方法も一般的になってきました。

20000mAhのモバイルバッテリーでどれくらいの時間バックアップできるか

モバイルバッテリーの容量は通常mAh(ミリアンペア時)で表されます。20000mAhのバッテリーは、理論上20Ahの電力を供給できることになります。

車のメモリ保持に必要な電流は約50mA(0.05A)程度とされています。これを基に計算すると、20000mAh ÷ 50mA = 400時間、つまり約16日間電力を供給できる計算になります。

ただし、実際にはモバイルバッテリーの変換効率や自己放電、接続方法などにより、この数値は変動します。一般的には、数時間から1日程度のバックアップが可能と考えられます。

モバイルバッテリーを使用する際の注意点

  • 電圧の確認: 車の電装系は12Vで動作しているため、5V出力のモバイルバッテリーをそのまま接続すると電圧が不足します。昇圧回路を使用して12Vに変換する必要があります。
  • 接続方法: モバイルバッテリーを車のOBD2ポートやシガーソケットに接続する際は、適切な変換アダプターを使用し、極性や電圧に注意してください。
  • 安全性の確保: モバイルバッテリーの過放電や過充電を防ぐため、保護回路が内蔵された製品を選ぶことが重要です。

実際の使用例とユーザーの声

あるユーザーは、20000mAhのモバイルバッテリーを使用して車のバッテリー交換時にバックアップを取り、ナビや時計の設定がリセットされることなく交換を完了したと報告しています。

また、別のユーザーは、モバイルバッテリーを使用する際に昇圧回路を介して12Vに変換し、シガーソケットから電力を供給する方法で成功したと述べています。

まとめ

20000mAhのモバイルバッテリーを使用して車のバッテリー交換時のバックアップを取ることは可能ですが、電圧の変換や適切な接続方法、安全性の確保など、いくつかの注意点があります。正しい方法で使用すれば、車の設定を保持したままバッテリー交換を行うことができるでしょう。

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