バイクの電圧計を取り付ける際、グリップヒーターの回路を経由して電圧を計測する方法について、適切に理解しておくことが重要です。特に、エーモンの4極リレーを使用してグリップヒーターをバッ直で接続している場合、電圧計をどのように配線するべきか疑問に思うことがあるでしょう。このページでは、電圧計の取り付けにおける注意点や正しい配線方法を解説します。
1. グリップヒーター回路の電圧計測について
グリップヒーターをバッテリー直結で接続している場合、その回路の電圧はバッテリーの電圧と必ずしも一致するわけではありません。リレーを使ってグリップヒーターの電源を管理している場合、リレーを経由した電圧が測定されることになります。これでは正確にバッテリーの電圧を計測していることにはならない可能性があります。
そのため、バッテリー電圧を正確に測るためには、バッテリー直結の線を使って電圧計に接続する必要があります。単純にグリップヒーターの回路から分岐して接続する方法では、バッテリー電圧とは異なる電圧が計測されることになります。
2. バッテリー電圧を正しく測るための配線方法
バッテリー電圧を正しく測定するためには、バッテリーのプラス端子から直接配線して電圧計を接続することが最も確実です。これにより、バッテリーの現在の状態を正確に反映した電圧を計測することができます。
なお、電圧計にはACC線がついている場合、アクセサリー電源を利用して電圧計を動作させることができますが、計測するのはあくまでバッテリー電圧であることを確認してから接続するようにしましょう。
3. エーモンの4極リレーと電圧計の配線
エーモンの4極リレーを使ってグリップヒーターの電源を管理している場合、その回路を使って電圧計を接続することは避けたほうが良いでしょう。リレーを経由すると、実際のバッテリー電圧とは異なる電圧が流れる可能性があり、正確な計測ができません。
電圧計はバッテリーの状態を直接反映するため、リレーの回路に依存せず、バッテリー直結で配線することが重要です。この点に注意して電圧計の取り付けを行うようにしましょう。
4. 電圧計取り付け時の注意点
電圧計を取り付ける際、以下の点を確認することが重要です。
- 配線の確認:電圧計のプラス端子は必ずバッテリーのプラス端子に接続するようにしましょう。
- 電圧計の種類:購入する電圧計がバイクの12Vシステムに対応していることを確認しましょう。
- 安全性:配線作業は必ず車両のバッテリーを外した状態で行い、ショートを防ぐように注意してください。
まとめ
バイクの電圧計を取り付ける際には、グリップヒーター回路から分岐して電圧を測定する方法では正確なバッテリー電圧を知ることはできません。バッテリーのプラス端子から直接配線することで、バッテリーの正確な電圧を計測することが可能です。配線を適切に行い、安全に作業を進めましょう。
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