SR400(RH01J)のエキパイ交換と車検対応マフラーの組み合わせで気をつけるべきポイント

バイク

SR400はそのクラシックなスタイルと単気筒エンジンの味わいで根強い人気を誇るバイクですが、年式が古くなるにつれてエキパイ(エキゾーストパイプ)の錆が目立ってくることも少なくありません。今回は、純正エキパイの代わりに社外品を使用しつつ、純正または車検対応マフラーと組み合わせた場合の車検対応について解説します。

社外エキパイと車検の基本的な考え方

まず前提として、バイクのマフラー系統は排ガス規制や騒音規制といった法的基準を満たしていることが求められます。2008年式のRH01J型SR400は排ガス規制の対象車両であるため、マフラーやエキパイの変更には一定の注意が必要です。

エキパイ自体は排気音や排ガス浄化装置に大きく関係しない構造であれば、比較的自由に交換できます。ただし、O2センサーの有無や触媒の位置によっては車検に影響する場合もあります。

純正マフラーとの組み合わせは基本的にOK

社外エキパイに純正マフラーを装着する組み合わせであれば、多くの場合で車検に通る可能性が高いです。これは純正マフラーが国の基準に適合しているためで、エキパイ側に大きな構造変更がなければ全体の排気系統として問題視されにくいためです。

たとえば、純正マフラーがJMCA認証付きであれば、エキパイが社外品でも「全体の排気ガスの処理性能」が変わらなければOKという判断をされるケースがあります。

車検対応マフラーとの組み合わせの場合の注意点

車検対応をうたっている社外マフラーでも、エキパイが変わることで基準外と判断されるリスクもゼロではありません。特に以下の点に注意しましょう。

  • エキパイがO2センサー付きでないとECUの異常検出で失敗する可能性がある
  • マフラーとエキパイの接続部に隙間や排気漏れがあると車検不合格になる
  • 排気音量が基準(94dB以下など)を超えるとNG

このため、社外エキパイと社外マフラーを組み合わせる際には、事前にメーカー同士の互換性や車検対応情報を確認しておくと安心です。

実際に交換したオーナーの事例

RH01J型SR400において、モリワキやデイトナ製のエキパイに交換しつつ、ノーマルマフラーを再利用して車検を通したという報告例もあります。このような実例では、O2センサーの移設や専用ジョイントの使用がポイントになっていることが多いです。

一方で、社外マフラー+社外エキパイの組み合わせで「音量超過」「排ガス測定失敗」で不合格になったという体験談もあるため、慎重な選定が重要です。

まとめ:SR400のマフラー構成と車検対策のポイント

SR400(RH01J)におけるエキパイ交換は、社外品でも構造が適切であれば車検対応が可能です。特に純正マフラーとの組み合わせは安全性が高く、車検に通るケースが多いです。社外マフラーを使う場合でも、認証マークの有無や音量・排ガス対策ができていれば問題ありません。

事前にショップや整備士と相談し、確実に対応できる製品を選ぶことが、スムーズにカスタムを楽しむ鍵となります。

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