125cc以下バイクと出力制限の違い:原付と小型二輪の境界を理解しよう

運転免許

125cc以下のバイクといえば手軽に乗れることで人気がありますが、原付扱いと小型二輪扱いの違いが意外とややこしいもの。今回は「出力制限があるかどうか」「免許の種類による違い」に注目しながら、その境界線について詳しく解説します。

排気量125cc以下でも扱いが異なる理由

日本では排気量だけでなく「最高出力」によってもバイクの区分が異なります。具体的には、50cc超〜125cc以下のバイクで、最高出力が4.0kW以下のものは「原付二種(第一種)」として扱われることがあります。

一方で、出力が4.0kWを超える車両は、同じく125cc以下でも「原付」扱いにはならず、小型限定普通二輪免許(AT限定含む)が必要です。

「原付」とは?区分の基本をおさらい

  • 原付第一種:排気量50cc以下
  • 原付第二種:排気量51〜125ccかつ出力4.0kW以下
  • 小型二輪:排気量125cc以下でも出力4.0kW超

つまり、「排気量」+「出力」の2軸で区分されているのがポイントです。

例で確認:同じ125ccでも異なる扱い

たとえば、ホンダのスーパーカブ110は最高出力が約5.9kWのため、小型二輪に該当します。

一方、出力を4.0kWに抑えたビジネス用車両があれば、それは原付二種として扱われ、原付二種免許で乗車可能です。

免許区分と乗れるバイクの関係

免許の種類 乗れる車両の例
原付二種(小型AT限定) 出力4.0kW以下の125ccバイク
小型限定普通二輪免許 出力4.0kW超の125ccバイク

ここでのポイントは「原付免許」ではなく、「原付二種や小型二輪免許」である点に注意してください。

電動バイクやEVモデルにも注意が必要

最近では電動スクーターなども増えており、こちらも同様に出力規制が重要視されます。たとえモーターで走るEVであっても、出力が4.0kWを超えれば小型限定普通二輪免許が必要となります。

まとめ:125cc=原付ではない!出力が重要な判断基準

125cc以下であっても、最高出力が4.0kWを超えていれば原付ではなく小型二輪として扱われ、適切な免許が必要です。

バイクを選ぶ際には「排気量」だけでなく「出力」にも注意し、自分の持つ免許で乗れるかを必ず確認しましょう。

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