ホンダWR-Vは本当にオールラウンダー?地上高20cmの実力を徹底検証

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2024年に日本市場へ投入されたホンダWR-Vは、コンパクトSUV市場に新風を吹き込む存在です。特に注目を集めているのが、最低地上高20cmというスペック。果たしてこの数字は、ぬかるみや悪路でも走破できる「本物のオールラウンダー」の証なのでしょうか?本記事ではWR-Vの走行性能や活用シーン、ライバル車との比較まで徹底解説します。

ホンダWR-Vの最低地上高20cmとは?

WR-Vの最低地上高200mmは、同クラスのSUVの中でもトップクラス。参考までに、ヤリスクロスは170mm、ライズは185mmです。地上高が高いほど、岩場や段差などの障害物を避けやすくなり、悪路走行の安定性が向上します。

この数値だけでもWR-Vがアウトドアや悪路での実用性を考慮して設計されていることがわかります。特に、林道や砂利道、簡単な雪道などでは安心感が得られるでしょう。

オフロード性能と実用性のバランス

WR-VはFF(前輪駆動)車で、四駆(AWD)ではありません。しかし、オフタイヤ(オールテレーンタイヤやマッドタイヤ)に履き替えることで、走破性は飛躍的に向上します。

ただし、過信は禁物。ぬかるみの深い泥地や雪道の急勾配では、AWD車に比べトラクションが弱くなる可能性があります。FF+オフタイヤでの限界を見極めるためには、走行シーンの選択が重要です。

WR-Vが真価を発揮するシーン

  • キャンプやアウトドア:キャンプ場の未舗装路や林道にも対応可能
  • 都市部〜郊外:コンパクトで取り回しやすいサイズ
  • 雪の多い地域(軽度):スタッドレスタイヤ装着で十分対応可能

実際に、ユーザーの声として「大雪の日に問題なく走れた」「車中泊用にも活用している」といった評価も見られます。

他のコンパクトSUVとの比較

車種 最低地上高 駆動方式 燃費(WLTC)
ホンダ WR-V 200mm FF 16.4km/L
トヨタ ヤリスクロス 170mm 4WDあり 21.6km/L(HV)
スズキ クロスビー 180mm 4WDあり 18.2km/L
ダイハツ ロッキー 185mm 4WDあり 20.7km/L

燃費や4WDの有無ではやや不利な点もありますが、WR-Vは価格・装備・地上高でバランスが良い1台です。

WR-Vの弱点や注意点

地上高以外では、以下のような点に注意が必要です。

  • 4WD未設定:豪雪地帯ではスタックの可能性も
  • サスペンション設定:あくまで舗装路重視の乗り心地
  • タイヤサイズ:オフタイヤへの交換には制限あり(純正は16インチ)

これらを理解したうえで、アウトドア向けにカスタマイズするのが理想的な使い方です。

まとめ:WR-Vは「ライトオフロードもこなせる万能SUV」

ホンダWR-Vは、都会派デザインと高い最低地上高という両立が魅力の1台です。AWD設定がないものの、FF+オフタイヤで日常からアウトドアまで幅広く対応可能な「オールラウンダー」として十分に活躍できるでしょう。

悪路専門のSUVとは違うアプローチで、実用性と経済性を兼ね備えた新しい選択肢です。WR-Vを検討している方は、自身の使い方にマッチするかどうかを見極めたうえで、最適な1台として迎えてみてはいかがでしょうか。

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