ビラーゴ250が走行中にメインヒューズ切れを起こす原因と対策とは?社外LED化後のトラブルを徹底解説

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ビラーゴ250などの旧車バイクで、社外パーツや電装品を交換したあとにトラブルが発生する例は少なくありません。とくにメインヒューズの突然の切断は、見落とされがちな電装系トラブルの前兆かもしれません。この記事では、ビラーゴ250でよくある電気系統の故障や、社外LED化によるトラブル事例をもとに、原因と対処法を解説します。

メインヒューズが切れる原因とは?

メインヒューズ(通常20A)が走行中に切れる場合、バッテリーやレギュレータなど主要部品の異常が考えられますが、電圧計測で発電が正常であれば別の原因を疑う必要があります。

たとえば短絡(ショート)や社外電装品の過負荷、誤配線などが有力です。これらは一見問題ないように見えても、車体の振動や走行中の熱によって断線・接触不良が生じ、突発的にヒューズが飛ぶ原因になります。

LEDライト交換によるトラブルの可能性

社外LEDへの交換は省電力化に繋がる反面、電流の流れ方が純正と異なるため不具合の原因となることもあります。

とくに汎用品のLEDバルブは極性の不一致や、ハーネスの隙間からのショートが起こりやすく、配線保護が甘いと雨天や結露でヒューズを飛ばすことがあります。

疑うべきチェックポイント

  • LEDヘッドライトのアース不良:アースが弱いと電流が逆流する恐れがあります
  • テールランプへの電流負荷:LED抵抗器(キャンセラー)を入れていない場合
  • 結線部の絶縁不足:テーピングが甘い箇所は特に注意
  • ヒューズボックスそのものの劣化:接触不良でも高抵抗→発熱→ヒューズ切れに

実例:配線ショートによるメインヒューズ切れ

あるユーザーはテールライト交換後に同様の症状が発生し、調べた結果、リアフェンダー裏で振動によるハーネスの被覆が擦れ、ショートしていたことが原因でした。外からは見えず、症状も走行3〜5kmで出るため見つけにくいポイントです。

対処方法と改善のためのヒント

1. 社外LEDの極性チェック:+-極性の確認と、正しい配線の確認をしましょう。

2. 絶縁保護の再施工:配線テープではなく熱収縮チューブや自己融着テープを使用するのがおすすめです。

3. 配線の見直し:配線の取り回しを再確認し、フレームとの接触がないか点検します。

4. ヒューズを何度も飛ばすのは危険:ヒューズの繰り返し交換ではなく、根本原因の特定を最優先に。

まとめ:旧車ビラーゴ250と電装系トラブルへの向き合い方

ヒューズが走行中に飛ぶ現象は、たとえ発電が正常でも配線のわずかな不備や社外部品の影響が原因になることがあります。特にLED交換後に発症する場合は、極性・配線の取り回し・絶縁処理を重点的に見直すことが重要です。

愛車を長く安全に楽しむためにも、「ちょっとした異変」こそ丁寧に対処していきましょう。

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