NBロードスター購入はアリ?年式・故障リスク・魅力を本音で解説【ワイヤースロットル派にもおすすめ】

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マツダ・ロードスターの中でも、NB型は「価格の手頃さ」「素直なハンドリング」「クラシカルで味のあるスタイリング」で根強い人気を誇っています。特にワイヤースロットルや軽快な操縦性を好むドライバーから支持されており、今なお選ばれる理由が明確に存在します。本記事では、NBロードスターの購入を検討する際に気になるポイントを、実例やユーザー目線で丁寧に解説します。

NBロードスターとは?簡単なスペックと歴史

NBロードスターは、初代NA型の後継として1998年〜2005年に販売された2代目モデルです。特徴としては、NA型のリトラクタブルヘッドライトを廃止し、空力や安全性を考慮した固定式ライトへ変更されたことが挙げられます。

エンジンは1.6Lまたは1.8Lの直列4気筒で、ミッションは5速MTまたは4速ATが中心。後期型では6速MTも選べます。ワイヤースロットル式のアクセルを採用しており、電子スロットルが主流の現代では貴重なフィーリングを味わえる存在です。

年式の古さによる故障リスクと注意点

NBロードスターは最終モデルでも2025年時点で製造から約20年が経過しており、部品の経年劣化は避けられません。特に注意すべき点としては以下の通りです。

  • ゴム類(ブッシュ、ホース、シール類)の劣化
  • エアコンや電装系のトラブル
  • 幌の破れ・水漏れ
  • サビ(特にフロア下やフェンダー周辺)

購入前には必ず整備記録を確認し、可能であれば専門ショップで点検を受けた個体を選ぶのが理想です。

NBが選ばれる理由:見た目と走りのバランス

NBロードスターの魅力は、なんといっても「走る楽しさ」と「見た目のバランス」が絶妙な点です。現代のスポーツカーとは違い、コンパクトで軽量な車体に自然吸気エンジンという、シンプルで人馬一体を体感できる構成が魅力です。

見た目についても、NAのクラシカルさとNC・NDのモダンさの中間に位置し、好みの分かれ目ではありますが、NBこそが一番自然で「飽きのこないデザイン」と評価する声も多くあります。

ワイヤースロットルにこだわる人にNBは最適

NB型ロードスターは、電子制御式スロットルではなくワイヤースロットルを採用しています。これにより、アクセル操作に対するレスポンスがリニアで、ドライバーの意図がより正確に車に伝わります。

この「ワイヤー感」にこだわる人にとって、NB型は数少ない選択肢のひとつ。現行車種では得られないアナログな操作感に魅力を感じる方にはまさにピッタリです。

維持費とパーツ供給事情

NBロードスターは、シンプルな構造と軽量な車体のおかげで、比較的維持費は抑えやすい車です。自動車税も1.6L〜1.8Lのため高額ではなく、燃費も街乗りで約10〜13km/Lと悪くはありません。

また、マツダが旧車サポート(Nostalgic Parts Program)に力を入れており、純正部品の入手もしやすい傾向にあります。さらに、社外品やリビルトパーツも充実しており、維持に困ることは少ないでしょう。

実際にNBを選んだオーナーの声

20代のオーナーYさんは「先輩の影響で見た目に惚れてNBを購入。古い車だけど、毎回運転が楽しくて、メカに触れる楽しさもある」と語ります。

また、別のオーナーKさんは「ワイヤースロットルの感触が忘れられず、現行モデルにはないアナログな良さが最高」とコメント。どちらも「古さを楽しむ」という視点でカーライフを満喫しています。

まとめ:NBロードスターは“こだわり派”にとって唯一無二の選択肢

NBロードスターは確かに年式が古く、多少のメンテナンスは覚悟が必要です。しかし、それを上回る魅力がたくさん詰まったクルマです。ワイヤースロットルにこだわりたい、純粋な運転の楽しさを味わいたい、美しいオープンカーに乗りたい。そんな想いを持つ人にとって、NBロードスターは最高の相棒となるでしょう。

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