ホンダ スーパーディオZX(AF28)にデイトナ製パワーフィルターを装着する際、適切なメインジェットの選定はエンジン性能と安全性に直結します。本記事では、純正マフラーを使用したままパワーフィルターを導入する場合のメインジェット選定のポイントを解説します。
パワーフィルター装着による吸気量の変化
パワーフィルターは純正のエアクリーナーに比べて吸気抵抗が少なく、エンジンへの空気供給量が増加します。これにより、燃料と空気の混合比が薄くなり、エンジンの焼き付きや始動性の低下を招く可能性があります。
そのため、燃料供給量を増やすためにメインジェットの番手を上げる必要があります。
メインジェットの選定目安
純正マフラーを使用し、デイトナ製パワーフィルターを装着する場合、メインジェットの番手は以下を目安に調整します。
- 純正状態のメインジェット:#78〜#82
- パワーフィルター装着時の推奨番手:#90〜#95
具体的な番手の選定は、エンジンの状態や使用環境により異なるため、実際の走行テストを行いながら調整することが重要です。
実例:メインジェットの調整による変化
あるユーザーは、純正マフラーとデイトナ製パワーフィルターを装着したスーパーディオZXにおいて、メインジェットを#92に変更したところ、加速時の息つきが解消され、スムーズな走行が可能になったと報告しています。
別のユーザーは、#95に変更したところ、燃費が悪化したため、#90に再調整し、バランスの取れた走行性能を得られたと述べています。
調整時の注意点
メインジェットの調整は、以下の点に注意して行ってください。
- 一度に大きく番手を変更せず、段階的に調整する
- プラグの焼け具合を確認し、適切な混合比を維持する
- 高回転域での走行テストを行い、加速時の息つきやパワーダウンがないか確認する
まとめ
ホンダ スーパーディオZX(AF28)にデイトナ製パワーフィルターを装着する際は、メインジェットの番手を#90〜#95に調整することが推奨されます。実際の走行テストを行いながら、エンジンの状態や走行環境に応じて最適な番手を選定してください。
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