高校生が中型二輪免許を取る前に知っておきたい!原付から始めるメリットと注意点

運転免許

高校生のうちからバイクに乗ることを考える人は少なくありません。通学や趣味、将来的なツーリングへの憧れなど理由はさまざまですが、中型二輪免許を一足飛びに取るべきか、原付免許から段階的に取得すべきか迷う場面も多いでしょう。この記事では、原付免許からスタートすることのメリットや、中型二輪免許との違いについて詳しく解説します。

原付免許と中型二輪免許の違いとは?

原付免許は16歳から取得可能で、排気量50cc以下のバイクに乗ることができます。一方、中型二輪免許(正式には普通自動二輪免許)は、排気量400cc以下のバイクまで運転可能で、取得年齢は16歳以上とされています。

つまり、高校生であればどちらも取得可能ですが、原付は比較的簡単に取得できる反面、走行性能や取り扱いに制限があります。

原付から始めるメリット

まず、原付は運転免許センターで1日で取得可能なうえ、費用も1万円前後と安価です。これにより、バイク初心者が交通ルールや道路感覚を学ぶのに最適な手段といえます。

また、家族や学校など周囲の理解を得やすいという点もあります。高校によっては原付免許の取得は許可されても中型免許はNGというケースもあるため、段階的なステップとして原付を選ぶことには合理性があります。

中型二輪から始めても問題ないケースとは

一方で、すでにバイクに強い興味を持っていて将来的に長距離ツーリングや高速道路を走る予定がある場合は、中型二輪免許から直接スタートするのも選択肢です。実際、教習所での技能講習をしっかり受けることで、原付よりも安全運転への理解が深まることもあります。

実際の例として、原付に半年ほど乗ってから中型に進んだ高校生が、「原付のクセが抜けずに教習所で苦労した」という声もあるため、必ずしも段階的に取得するのが正解とは限りません。

原付にはどんな注意点があるか?

原付には法定速度30km/h、二段階右折の義務など独自のルールがあり、一般道での流れに乗るのが難しい場面があります。そのため、走行中に車との距離が詰まりやすく、危険を感じることも少なくありません。

さらに、ヘルメットの選択肢や車体の安定性など、安全面で中型バイクに比べると不利な点も多いのが現実です。

費用面と維持費の違い

原付の取得費用は1万円台で済みますが、中型二輪免許は教習所通いで10万円前後かかる場合が多いです。ただし、維持費や燃費、保険料などを含めたトータルコストでは大きな差がないこともあります。

原付は軽量で取り回しやすく、燃費も良いですが、任意保険がバイク向けに特化していないと割高になる場合があります。一方、中型は車体価格が高いぶん盗難対策や保管場所も考慮する必要があります。

まとめ:目的に応じた選択が鍵

高校生がバイクに乗る際、原付から始めるのか中型二輪免許を目指すのかは、自分の目的と将来の使い方に応じて決めるのがベストです。

まずは交通ルールや公道での感覚をつかむ意味で原付から入るのは賢明な選択ですが、バイクそのものに強い関心があるなら最初から中型二輪を選ぶのもアリです。家族とよく話し合い、自分に合った方法を見つけましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました