日産セレナC25型のガソリン車で、水温警告灯が赤く点灯するという現象に遭遇した場合、放置してよいのか、それとも早急な点検が必要なのか気になるところです。特に車検前であれば、その前にしっかりと原因を把握しておきたいもの。本記事では、水温警告灯が点灯する原因や、症状が一時的な場合の判断基準、車検前にしておきたいチェックポイントなどを詳しく解説します。
水温警告灯が赤く点灯する原因とは
赤い水温警告灯は、エンジンの冷却水温が高温になりすぎている状態を示します。一般的に、水温が110℃〜120℃を超えると点灯する仕組みです。
考えられる主な原因は以下のとおりです。
- 電動ファンの故障や作動不良
- ラジエーターや冷却ラインの詰まり
- サーモスタットの異常
- 水温センサーの誤作動
特に長時間アイドリングや停車状態でのオーバーヒートは、電動ファンの不具合が原因の可能性が高くなります。
冷却水が減っていなくても油断は禁物
一見冷却水が減っていなくても、水温上昇を抑える循環機能自体が正常に動作していない可能性があります。ファンの作動確認はもちろん、ウォーターポンプやサーモスタットも要チェックです。
また、エアが冷却ラインに混入していると冷却効率が低下し、水温異常の原因になることもあります。
症状が一時的でも点検を推奨する理由
その後エンジンを切ったり、再始動して警告灯が消えた場合でも、「異常なし」とは限りません。再発する可能性がある以上、早期の点検が安全運転への第一歩です。
水温センサーの誤作動という可能性もあるため、診断機による故障コードの確認を行うと確実です。
車検まで放置せず、早めに見てもらうべきか?
車検の際には排ガスやライトなどの安全装備が主にチェックされますが、エンジンの冷却系トラブルは車検とは直接関係しないことも多く、異常が見逃される可能性があります。
特に水温警告灯は「重大なエンジントラブルの前兆」であるため、車検を待たずに早めにディーラーや整備工場で点検してもらうことを強く推奨します。
実例:セレナC25の水温異常がファンリレー不良だったケース
過去に、セレナC25で同様の症状が発生し、原因はラジエーターファンリレーの接点劣化という事例がありました。交換費用は部品代込みで約1万円前後、作業時間も1時間ほどで済んでいます。
このように、大事に至る前の早期発見・対応が、費用面でも安心に繋がります。
まとめ:水温警告灯の点灯は見逃さず早めの点検を
セレナC25の水温警告灯が赤く点灯した場合、たとえその後消えても放置は避けるべきです。冷却系のトラブルは走行中のエンジン損傷リスクを高める重大なサインです。
車検までに時間がある場合でも、できる限り早めに点検・診断を受けることをおすすめします。安心してドライブを楽しむためにも、予防的な対応がカギとなります。
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