「ハーレー=大型バイク」というイメージは根強いですが、実は中型免許でも乗れるモデルも存在し、近年では若年層にも注目されています。今回は、高校生がハーレーに乗ることが現実的なのか、また中型免許で乗れるハーレーについて詳しく解説していきます。
中型免許(普通二輪)でハーレーに乗ることは可能?
まず結論から言うと、中型免許(排気量400cc以下)で乗れるハーレーはごく限られています。現在のハーレーの主力モデルはすべて大型二輪免許が必要な排気量750cc以上のモデルです。
かつては「ハーレーダビッドソン・ストリート750」「ストリート500」というエントリーモデルも存在していましたが、現在は日本での新車販売は終了しています。
高校生がハーレーに乗るのは「おかしい」のか?
年齢でハーレーの所有を判断するのはナンセンスです。ハーレーに憧れる気持ちは年齢に関係なく自然なことですし、16歳でバイクに目覚めるのはむしろ素晴らしいことです。
ただし、高価な車両・メンテナンス費用・保険料などを現実的に考える必要があります。高校生であっても、「維持できるかどうか」がポイントです。
中型免許しかないならハーレー以外の選択肢も検討しよう
どうしても今すぐハーレーに近いバイクに乗りたいなら、国産のクルーザータイプがおすすめです。以下のような車種が人気です。
- ヤマハ・ドラッグスター250
- カワサキ・エリミネーター400(旧型)
- ホンダ・レブル250
これらはルックス的にハーレーに似た雰囲気を持っており、扱いやすさや維持費の面でも初心者向きです。
どうしてもハーレーが欲しい場合のルート
高校卒業後に大型免許を取得し、中古市場で手ごろな価格のハーレーを狙うという選択肢もあります。
例えば「スポーツスター883」シリーズは中古で80〜120万円前後で流通しており、エントリーハーレーとして根強い人気があります。クラシックなスタイルと適度なパワーで初めてのハーレーとしてもおすすめです。
維持費やトータルコストも検討すべき
ハーレーは車体価格だけでなく、パーツ代・オイル・保険・駐車場代なども高めです。特に高校生のうちは経済的に余裕が少ないケースが多く、安易な購入は後悔を生みます。
目安として、年間で15〜20万円ほどの維持費を見ておくと現実的です。親や保護者と相談し、将来的な見通しも立てておくのがベターです。
まとめ:ハーレーは「夢」から「現実」へできるバイク
高校生がハーレーに憧れることは何もおかしくありません。しかし、中型免許で乗れるモデルは少なく、購入・維持のハードルは決して低くありません。
まずは国産クルーザーで経験を積み、社会人になってから大型免許を取り、本格的にハーレーを迎え入れるというプランが、現実的かつ満足度の高い道と言えるでしょう。
夢を夢のままにせず、計画的に準備することで、憧れのハーレーライフはきっと叶います。
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