ハイブリッド専用車が1997年にトヨタから登場したことはよく知られていますが、「PHEV専用車(プラグインハイブリッド)」については、どのクルマが最初だったか疑問を持つ方も多いでしょう。本記事では、歴史的な流れをふり返りながら、PHEV黎明期から三菱アウトランダーPHEVの登場までをわかりやすく解説します。
そもそもPHEVって何?
PHEVは外部充電が可能なハイブリッド車で、駆動用バッテリー容量が大きく、一定距離をEVモードで走行できるのが特徴です。
2008年に中国のBYDが法人向けに「F3DM」を発売し、2010年から一般向け販売を開始したことで、世界で最初の量産PHEVとして認められています:contentReference[oaicite:0]{index=0}。
一般向け初の量産モデルとは?
BYD F3DMが商用レベルですが、欧米や日本で広く知られる一般向けモデルとしては、2010年のシボレー・ボルト(Volt)がその先駆者でした:contentReference[oaicite:1]{index=1}。
これらはセダンタイプのPHEVで、SUV型のPHEVはまた別の注目点です。
SUVタイプ初のPHEVは三菱アウトランダーPHEV
三菱自動車は2012年パリモーターショーで「アウトランダーPHEV」のプロトタイプを発表し、2013年初頭に正式販売を開始しました:contentReference[oaicite:2]{index=2}。
このモデルはSUVとして初の市販PHEVとして位置づけられ、世界市場でも大きな注目を浴びました:contentReference[oaicite:3]{index=3}。
まとめ:PHEV初はBYD、SUV PHEV初は三菱
分類 | 先駆モデル | 発売時期 |
---|---|---|
PHEV全体 | BYD F3DM | 2008年(法人向け)、2010年一般販売 |
一般向けPHEV | シボレー・ボルト(Volt) | 2010年 |
SUVタイプPHEV | 三菱 アウトランダーPHEV | 2013年 |
つまり質問への答えとしては、「PHEV専用車として最初はBYD F3DMですが、SUVタイプ初の市販車は三菱アウトランダーPHEV」であり、ご認識の通り三菱がSUV分野ではパイオニアといえます。
今後の展望と注目ポイント
PHEV市場は現在、BYDやトヨタ、欧州メーカーなどが多様なラインアップを展開中です。とくにSUVタイプのPHEVは家族需要や長距離利用に適しており、今後も注目されるでしょう。
まとめ
PHEVの歴史を整理すると:
- 世界初のPHEV:BYD F3DM(2008/2010)
- 一般向けPHEV:シボレー・ボルト(2010)
- SUV型PHEV初:三菱アウトランダーPHEV(2013)
したがって、「PHEV専用車」としてはBYDが最初、SUV専用タイプでは三菱アウトランダーPHEVが初という理解が正しいと言えるでしょう。
コメント