CB1300スーパーボルドールはその迫力あるスタイルと走行性能で人気のあるバイクですが、カスタムを通じてさらに自分らしい一台に仕上げたいと考えるオーナーも少なくありません。特にテールランプのカラー変更は、車体の印象を大きく左右するポイントです。
2014年式CB1300SBの純正テールランプの仕様
2014年式CB1300スーパーボルドール(SC54)は、純正でクリアタイプのLEDテールランプを採用しています。これは視認性やデザイン性を考慮した結果ですが、レトロな雰囲気やカスタム感を演出したいユーザーにとっては赤レンズが魅力的に映ることもあるでしょう。
一方で、2013年以前のモデルでは赤いレンズのテールランプが標準装備されていたため、これを流用するというカスタム方法も一般的です。
流用カスタムは可能か?カプラーの違いと配線の注意点
結論から言えば、2013年以前の赤レンズテールランプを2014年式に装着することは物理的には可能ですが、以下の点に注意が必要です。
- カプラーの形状が異なる可能性:年式によりカプラーのピン数や形状が異なることがあるため、配線図を確認のうえ、必要に応じて変換カプラーを自作する必要があります。
- LEDとバルブの違い:年式によってはテールランプがLEDから電球式に変わっている場合があるため、ワット数や極性の違いに注意。
- 配線の極性確認:誤配線はヒューズ切れや灯火系の不具合を招くため、必ずテスターで確認しましょう。
具体的な交換手順と必要工具
テールランプ交換作業はDIYでも可能ですが、以下のような工具があると便利です。
- プラスドライバー
- 10mmソケットレンチ
- 配線カプラー用のギボシ端子セット
- テスター(導通確認用)
- 絶縁テープ or 熱収縮チューブ
実際の交換手順は以下の通りです。
- シートとリアカウルを取り外す
- 純正テールランプのカプラーを外す
- 赤レンズの中古テールランプを仮装着して配線を確認
- 必要であれば配線を加工・延長
- 点灯確認後、本締めして元通りに組み立てる
実例:配線加工して赤レンズ化に成功したケース
例えば、2014年式のオーナーが2012年式の赤レンズテールを入手して装着した事例では、配線の色が異なることに気づき、配線図を確認しながらギボシ端子で接続したことで正常に点灯。最終的には外観も引き締まり、満足度の高いカスタムとなったそうです。
このような事例では、無理な配線や接点不良を避けるためにも、電気的知識が一定あると安全に作業できます。
注意点:保安基準と車検への影響
赤レンズへの交換そのものは車検上問題ありませんが、点灯時の明るさや点滅速度、反射板の有無など、保安基準に適合している必要があります。
特にLEDの明るさが純正に比べて劣る場合や、球切れ警告が出る場合には、抵抗をかませるなど追加対応が必要になることもあるため注意しましょう。
まとめ
CB1300スーパーボルドールのテールランプを赤色に変更することは、比較的手軽にできるカスタムの一つですが、年式による仕様差を理解し、配線の取り扱いに注意することが重要です。安全性と見た目のバランスを取りながら、自分だけのカスタムを楽しんでください。
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