トゥデイAF67でカリカリ音が鳴る?キックスターター周辺の異音トラブルを徹底解説

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ホンダ・トゥデイAF67に乗っていて、アクセルを捻ったあとクラッチがつながった際に「カリカリ」という異音がクランクケースから発生するという現象に悩むオーナーは少なくありません。とくに中古で手に入れた車体などでは、異音が初期からのものなのか、後発的な不具合なのか判断が難しいこともあります。本記事では、このようなケースで疑うべきポイントと具体的な対策について詳しく解説します。

AF67で発生しやすい異音の主な原因

AF67で報告の多い「カリカリ音」の発生源の一つが、キックスターターのギア周辺です。構造上、キックスターターのリターンスプリングやギアの隙間が微妙に噛み合っていない、あるいはギアが走行時の振動で他の部品と干渉するケースがあります。

キックスターター機構を取り外した状態で異音が消える場合は、ほぼ確実にこの部位が原因です。実際に、ギアを外しただけで異音が止まったというユーザー報告は複数確認されています。

異音の再現性と他のトゥデイとの比較

AF67では、年式や個体差によって異音の発生頻度が異なる場合がありますが、新車状態でもキックスターターが「遊び」状態になることで微小な異音を出すことがあるとの意見もあります。

一方で、正規ディーラーや整備業者が扱っていた個体では、そのような異音が少ない傾向にあり、部品の組み付け精度やメンテナンス履歴によって左右されることが多いようです。

点検・交換すべき箇所とグリスアップの注意点

クランクケース内の異音を解消するには、以下のポイントを確認・対処していくことが有効です。

  • キックスターターリターンスプリングの状態:伸びや変形があると復帰動作が甘くなり、ギアが遊んで異音が出やすくなります。
  • キックギアと接触する他パーツの摩耗やバリ:新品交換またはバリ取り処理が必要です。
  • グリスアップの適量確認:過剰なグリスが遠心力で飛散して異音を悪化させる場合があります。

また、長年使用された車体の場合、ギアのシャフトブッシュ(カラー)自体のガタが発生していることもあるため、精密点検が必要です。

キックスターターを外して走行しても大丈夫か

通勤などで日常的にセル始動しか使わないユーザーの場合、キックスターターのギア一式を取り外しても問題なく走行できます。実際に「キック部分を撤去して異音を根本的に止めた」という声もあります。

ただし、バッテリー上がりの際にエンジン始動ができなくなるため、始動不能時の対応策(ジャンプスターターや予備バッテリー)を備えておくことが重要です。

まとめ

ホンダ・トゥデイAF67で発生する「カリカリ音」は、多くの場合キックスターターギアの遊びや干渉が原因です。完全に取り外すことで異音は解消されますが、非常時の始動手段を失うことになるため、用途に応じた判断が必要です。

同様の症例が他のAF67ユーザーにも見られることから、決して珍しいトラブルではなく、対処法も確立されています。異音の原因が明確にならない場合は、専門ショップでの点検を依頼するのも一つの方法です。

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