車検で純正エキパイの刻印が見えず落ちたルークス(ML21S)オーナーの方へ。部品が見つからず、同じR6Aエンジン搭載のモコに流用できるのか悩む場合の参考になる内容をまとめました。
ルークスとモコは同じエンジンだが…
両車は共通のR6Aエンジンを搭載していますが、車体側のエキゾーストマニホールド取り付け角度やスペース確保状況が異なります。そのためエンジンが同じでも、車種専用設計でないと排気管が干渉したり、取り付けできても角度がずれて保安基準に適合しないケースがあります。
実例として、モコ用エキパイをそのままルークスに装着したところ、ステアリングラックと干渉して仮装着も不可だったという報告があります。
車検に合格させるために必要な刻印確認方法
車検では「製造者マーク・刻印」の確認が必要です。社外品や刻印消失が原因で車検落ちする場合は、以下の対応が考えられます。
- 純正中古部品を探す:自動車解体業者やスズキ対応パーツショップで“ML21S用”エキパイを探す。
- 刻印部補強・再刻印:刻印が見えない場合、スズキディーラーに刻印再加工が可能か相談する。
中古パーツの場合、車台番号を伝えれば適合性も確認でき、ローコストに抑えやすいです。
流用を検討するなら実車確認が必須
モコ用エキパイを流用するとしても、以下のチェックが重要です。
- 仮装着テスト:実際に取り付けしてステアリングや足回りと干渉しないか確認。
- 刻印表示:モコ品にモコの製造者刻印が入っていれば車検には非対応。
- 保安基準の排気効率:流用品でも排気の逆流や騒音、排ガスが規定内か検査が必要。
おすすめの対応フロー
- まずは純正のML21Sエキパイを解体業者やネットで探す。
- 車検対応ディーラーや整備工場に現物持込で刻印や適合性の確認依頼。
- 純正が見つからなければ、モコ品を仮装着し、干渉テストと刻印再刻印や保安基準確認を依頼。
- 場合によっては社外品でも車検対応品(JASMA認定等)を装着するのが安全かつ手間が最小。
まとめ:流用は“技術と検査”が鍵
ルークスにモコ用マフラーを流用するのは、エンジン共通でも車体構造・刻印・保安基準の観点で慎重な確認が必要です。仮装着+刻印や干渉チェックが最低条件で、整備工場との連携が成功の鍵となります。
急ぎの場合は、純正ML21S部品か車検対応社外マフラーを素直に選ぶほうが、トラブルも少なく安心して車検に通せる方法です。
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