なぜRX-7は2000万円超え?中古車市場で高騰する理由を徹底解説

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近年、中古車市場でスポーツカーの価格が急騰しています。中でもマツダの名車「RX-7」が2000万円を超えるケースも登場し、驚かれる方も多いのではないでしょうか。本記事では、RX-7の中古価格がなぜここまで高騰しているのか、その背景を詳しく解説します。

RX-7とは?名車と呼ばれる理由

RX-7は、マツダが1978年から2002年にかけて製造したロータリーエンジン搭載のスポーツカーです。中でも1990年代に発売された「FD3S型」は軽量なボディに280馬力のツインターボロータリーを積み、独特のドライビングフィールと流麗なデザインで世界中に熱狂的なファンを持ちます。

今なお「走る芸術品」とも称されるRX-7は、日本国内外でコレクターズアイテムとしての価値を高めています。

なぜここまで価格が高騰したのか

RX-7の高騰理由にはいくつかの要因があります。まず、アメリカの25年ルールが大きく関係しています。これは、製造から25年以上経過した車であれば、安全基準の適用を受けずに輸入できるという制度です。FD3Sがこれに該当するようになったことで、北米市場からの需要が一気に増えました。

また、ロータリーエンジン搭載車の新車販売は終了しており、貴重な「ロータリー搭載車」であることも価値を押し上げています。

状態が良ければ2000万円も現実に

特に高価格で取引されるのは、低走行・無事故・フルオリジナルの個体です。例えば、走行距離が1万km以下で、前オーナーがディーラー整備記録付きで大切に保管していたような車両は「奇跡の一台」として、国内外のマニアや投資家にとって非常に魅力的です。

さらに、限定モデル(スピリットRやバサーストR)であれば、その希少価値から2000万円超えは十分ありえます。

投資対象としても注目される存在

かつてのスーパーカーや旧車が資産価値として注目されてきた流れを受け、RX-7も「価格が下がらない車」として投資家に注目されるようになりました。国内オークションでも外国人バイヤーによる高額落札が続いており、資産として保有されるケースが増えています。

今後の動向と注意点

今後も価格は安定的に高水準で推移する可能性がありますが、すべてのRX-7が高値で売れるわけではありません。改造が多すぎる車両やメンテナンス履歴が不明な個体は評価が下がる傾向にあります。

また、ロータリーエンジンの特性上、整備コストが高いため、購入後の維持費にも注意が必要です。

まとめ:RX-7の価値は「希少性」「状態」「需要」の掛け算

RX-7が2000万円以上で取引される背景には、歴史的価値・機械的希少性・グローバルな需要が重なっています。中古車市場での価格は需給バランスに大きく左右されますが、RX-7はその象徴的な存在と言えるでしょう。もし購入を検討している場合は、現車確認と整備記録のチェックを怠らないことが大切です。

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