210クラウンアスリートのキャンバー調整は可能？ダブルウィッシュボーン車の実態と方法解説

「210系クラウンアスリート」は上級セダンにも関わらず、キャンバー角を調整したいと思っている人も多いでしょう。特に“ダブルウィッシュボーンサスペンションだからキャンバーボルト式の調整不可”という話をよく聞きます。本記事では、その仕組みと実際の調整方法をわかりやすく解説します。

▼ダブルウィッシュボーンの基本構造とキャンバー制御

ダブルウィッシュボーンは上下アームでホイール位置を保持し、キャンバー角はアッパー・ロアアームの取り付け位置で決まる構造です :contentReference[oaicite:0]{index=0}。

衝撃吸収はストラットで行われますが、ストラットの角度変更ではキャンバーは変わらないため、キャンバーボルト式では調整できません :contentReference[oaicite:1]{index=1}。

キャンバーボルトはストラット車向けに設計され、ストラットの接続面をずらすことでキャンバー角を調整します。ダブルウィッシュボーン車のクラウンでは
アーム側で調整しない限り角度は動かないため、ボルトのみでは意味を成しません :contentReference[oaicite:2]{index=2}。

アッパーアーム取り付け部にシム（調整ワッシャー）を挟む方法：純正にも採用されている手法 :contentReference[oaicite:3]{index=3}。
左右アッパーアーム交換式の調整式ピロアームやキャンバーアームキット導入：社外品により±数°調整可能 :contentReference[oaicite:4]{index=4}。
アッパーマウント交換（キャンバープレート）方式：ダブルウィッシュボーンでも一部応用可 :contentReference[oaicite:5]{index=5}。

210クラウンでキャンバー調整を実施したオーナーは、社外アーム交換による調整で5cmのローダウンに対応 :contentReference[oaicite:6]{index=6}。

また、アームの取り付け面にシムを追加して微調整する手法も純正構造上用いられています :contentReference[oaicite:7]{index=7}。

ストラット車用のキャンバーボルトはダブルウィッシュボーン車では機能しませんが、アーム構造に手を加えることで十分キャンバー調整が可能です。

シム挿入や社外アーム交換、キャンバープレートなど、自分の予算や用途に合った方式を選んで、プロショップに依頼すれば、210クラウンアスリートでも理想のキャンバー角を実現できます。