トヨタ・プリウス(50系前期型)のライセンスランプはすでに純正でLEDが採用されています。そのため、市販のLEDバルブへの交換を検討しても「適合なし」と案内されることが多く、明るくしたいユーザーには悩ましいところです。この記事では、50プリウス前期型のナンバー灯に関する仕様や、明るさを改善する方法について詳しく解説します。
50プリウス前期型のライセンスランプは純正でLED
50系プリウス前期型(2015年〜2018年頃まで)のライセンスランプには、工場出荷時からLEDランプが搭載されています。これは「バルブ交換式」ではなく、LEDモジュール一体型であるため、一般的な交換用バルブとの互換性がないのが実情です。
そのため、オートバックスやイエローハットなどの適合表には「適合なし」「交換不可」などの表記が見られます。
なぜLEDランプは交換できないのか?
純正LEDライセンスランプは、レンズ・反射板・LEDチップがユニットとして一体化されており、内部のバルブだけを取り替える構造にはなっていません。これにより明るさや色温度が安定する反面、カスタマイズ性は低くなっています。
また、交換を前提とした設計でないため、無理に改造すると水漏れや電装系トラブルの原因になることもあります。
明るくするにはどうすればいい?代替のカスタム方法
「今より明るくしたい」「純正の光が物足りない」と感じる方には、以下のような方法があります。
- 社外品のライセンスランプユニットに交換(純正互換タイプ)
- LEDチップが高輝度タイプに換装された社外ユニットの装着
- ナンバープレート周辺に追加LEDを装着する(法規を満たす範囲で)
例えば、「ヴァレンティ」「シェアスタイル」などのメーカーから、50プリウス対応の高輝度LEDライセンスランプユニットが市販されています。差し替えるだけで明るさが向上し、車検にも対応しているものも多くあります。
注意点:明るすぎるライセンスランプはNG?
ナンバー灯にも保安基準が存在します。光が強すぎて後方の車両を眩惑させたり、白色光以外の色(青や紫など)を発するランプは車検に通らないことがあります。
そのため、社外品を選ぶ際は「車検対応品」「明るさ(ルーメン値)表記あり」「取り付け簡単」をポイントに選ぶのが安心です。
DIYでの交換方法と作業時の注意点
ユニット交換は比較的簡単ですが、以下の手順と注意点を押さえて作業しましょう。
- 内装はがしなどでユニット周辺のクリップを外す
- 純正ユニットを慎重に取り外す(コネクター断線に注意)
- 社外ユニットをコネクター接続し、元通りに戻す
防水処理が不十分だと、車内への水侵入のリスクがあるため、作業に自信がない方はプロショップに依頼するのも一つの方法です。
まとめ:50プリウス前期でもライセンスランプの明るさアップは可能
50プリウス前期型のライセンスランプは純正LEDユニットであるため、通常のバルブ交換はできませんが、社外の高輝度ユニットに換装することで明るさを向上させることが可能です。車検対応品を選び、適切な方法で交換することで、安全かつスタイリッシュにカスタマイズを楽しめます。
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