新車を購入すると、期待とともに細かな部分にも自然と目がいくものです。納車後に発見した「天井の内装のシワ」などの軽微な不具合でも、気になる方にとっては見逃せない問題です。この記事では、新車納車後に気付いた内装の不具合にどう対応すべきか、ディーラーとのやり取りや保証範囲を含めて解説します。
納車後のチェックポイント:見逃しやすい内装の不具合
納車当日は興奮や説明事項も多く、車体全体のチェックが十分にできないこともあります。特に内装の天井部分やドアパネルのシワやヨレ、接着ズレなどは、後から気づくケースが珍しくありません。
たとえば、1cm程度のシワや浮きも、室内の見栄えや将来的な剥がれにつながる可能性があるため、慎重に対応すべきポイントといえます。
軽微な内装の不具合でも指摘してよいのか?
結論から言えば、気になる点があれば遠慮なく指摘すべきです。新車は高額な買い物であり、品質に対する正当な要求はユーザーの権利です。
実際に「数mmの浮きや曲がり」であっても、対応してくれたディーラーの事例は多く見られます。とくに納車から日が浅い場合は初期不良として扱われる可能性が高いため、早めに連絡するのが得策です。
ディーラーの対応と保証範囲
新車には通常「メーカー保証」が付いており、初期不良や施工不備に起因する不具合は保証対象となる場合があります。保証期間は多くのメーカーで3年または5年となっており、内装の施工不良も対象に含まれます。
ただし、経年劣化や使用による傷みと判断されると対象外になる可能性もあるため、「納車直後に発見した」という事実が重要になります。写真などの証拠を添えて報告するとスムーズです。
実例:指摘したらどうなった?
あるユーザーは、納車から3日後に天井内張りの浮きを発見し、ディーラーに連絡。サービス担当者が現車確認に来て、後日パーツ交換による対応をしてもらったとのことです。
また別の事例では、助手席側の内装パネルに小さなズレがありましたが、クレームとして受理され無償修理となりました。
不具合か許容範囲か?判断の基準
ディーラーやメーカーには「許容基準」があり、製造過程で生じる微小なズレなどは“仕様範囲”とされることもあります。しかしその線引きは明確ではなく、気になる場合は必ず問い合わせることが大切です。
クレームというより「確認のお願い」というスタンスで話すと、柔軟に対応してもらえる可能性が高まります。
まとめ:納車後は丁寧な確認と早めの連絡を
新車納車後に発見した小さなシワやヨレも、放置せず確認することが大切です。納車後の一定期間内であれば、メーカー保証の範囲内で対応してもらえる可能性があります。気になったら迷わずディーラーへ相談し、写真などの証拠を添えて丁寧に伝えましょう。
車は長く付き合うパートナーです。最初の段階で気になる点をクリアにして、気持ちよくカーライフをスタートさせましょう。
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