冬季にスタッドレス導入の際、インチダウンすることでタイヤチェーン装着の可否が変わるのか気にされる方は多いです。RAV4アドベンチャー（純正235/55R19）でタイヤチェーン不可とされている場合、225/65R17に変更することで状況が変わるのか、本記事ではその仕組みと対策をご紹介します。
インチダウン＝外径が同じとは限らない
「インチダウンすると外径は変わらない」と言われることがありますが、実際にはタイヤ幅や扁平率の組み合わせによって外径が変わることもあります。
たとえば、235/55R19と225/65R17では扁平率とホイール径が異なるため、外径が微妙に大きくなるケースもあり得ます。そのため、チェーン装着可否は単にインチだけでは判断できません。
チェーン装着可否は干渉チェックがポイント
タイヤチェーン不可の理由は、主にタイヤとフェンダーやサスアームなどとの干渉リスクです。軽微な干渉でも車検に通らない可能性があるため、メーカーは装着不可と明記します。
インチダウン後に外径が変わらず、干渉可能性が依然ある場合、チェーン装着は依然として不可となることがほとんどです。
実例：225/65R17でチェーンが付くかどうか
実際にRAV4アドベンチャーに225/65R17タイヤを装着した車両では、チェーン装着が可能だったケースと不可だったケースがあります。これは、タイヤ外径の微差や車両の仕様・リフトアップ等の調整有無が影響しています。
メーカー公認ではなくても、タイヤショップやディーラーに相談して、実測で干渉チェックをすることで、装着可否を判断できます。
チェーン装着の代替策とは？
もしインチダウンしてもチェーン装着不可の場合、以下のような代替策が考えられます。
- 布製チェーン（タイヤソックス）：軽量で干渉しにくいタイプ。法規制に注意。
- 非金属タイヤチェーン：装着条件によりフェンダーとの接触が少ない仕様もある。
- スタッドレスタイヤ単体で運用：雪道を慎重に運転することでチェーンなしでも対応可能。
布製チェーンや繊維チェーンは、法律で認められているかや速度制限（30〜50km/h）があるため、装着前に道路交通法などの確認が必要です。
選択時のチェックリスト
インチダウン＋チェーン運用を検討する際は、以下を確認しましょう。
- 実際の外径を測定して比較する
- 干渉の有無をショップで確認
- 布製チェーンなど代替品の法的適合性を調査
- 走行性能（速度・路面・スタッドレス性能）とのバランスを考える
これらを車両仕様・使用環境と合わせて検証することが重要です。
まとめ：インチダウンでチェーン可？実測と対策がカギ
インチダウンしたからといってチェーン装着可能になるとは限りません。外径の変化や干渉タイミングが重要です。実際には、車両側との干渉テストを行い、布製チェーンなど代替品も視野に入れて選ぶのが賢明です。
スタッドレスシーズンに向けて、装着可否と法適合性を慎重に確認し、安全に冬道を走行できる体制を整えましょう。
コメント