タイヤを交換した後に「乗り心地が悪くなった」「カーブが怖くなった」と感じることは珍しくありません。特に海外メーカーからのタイヤ選択において、思っていた性能と異なるケースもあります。この記事では、KUMHO(クムホ)HS51に交換後の違和感の理由と、国産タイヤとの性能差をわかりやすく解説します。
KUMHO HS51の特徴とは?
HS51は韓国の大手タイヤメーカーKUMHOが展開するグランドツーリング向けタイヤです。静粛性や耐久性、コストパフォーマンスに優れており、アジアやヨーロッパでも評価されています。
一方で、スポーツ性能や高速安定性においては上位モデルには劣り、車種や走行スタイルによっては「ふわふわする」「剛性が物足りない」と感じることがあります。
グッドイヤーEAGLEとの比較で見える差
元のグッドイヤーEAGLEシリーズは、一般的にスポーティーでしっかりとした接地感があり、高速走行やコーナリングで安定感を発揮する特性があります。
一方、HS51は快適性重視でソフトな乗り味。よって、走行時の剛性感やコーナリング時の応答性に差が出ることがあります。
乗り心地が悪くなったと感じる理由
- タイヤ剛性の違い:HS51はサイドウォールが柔らかめで、特に重めの車両では腰砕け感が出やすいです。
- 空気圧の設定ミス:タイヤの特性に合った適正空気圧にしていないと、ふらつきの原因になります。
- サスペンションとの相性:純正足回りとのマッチングが取れていないと違和感が強く出ます。
国産タイヤが安定感に優れる理由
ブリヂストンやヨコハマ、ダンロップなどの国産ブランドは、日本の道路事情を前提にしたチューニングがされており、細かなハンドリングや応答性に優れる傾向があります。
また、高速道路での直進安定性やコーナーでのしっかり感などは、製品の価格に比例する傾向があるため、プレミアムタイヤでは体感的にも大きな差が出ることがあります。
具体的な改善策と選び方のポイント
- 空気圧の見直し:まずは1〜2psi程度の増減でふらつきや乗り心地が改善することがあります。
- インチダウン・アップの検討:タイヤ外径や厚みの違いでバランスを再調整することも有効です。
- 国産高剛性モデルへの変更:走行安定性を重視するなら、REGNO(レグノ)、ADVAN dBなどが候補です。
一例として、グッドイヤーEAGLE RV-Fなどは高速でのふらつきに強く、ファミリーカーにも人気です。
まとめ:タイヤ選びは用途と車との相性がカギ
KUMHO HS51はコスト面では魅力的ですが、乗り心地や高速安定性を求める方には合わない可能性があります。グッドイヤーEAGLEなどの国産または高評価モデルと比較したとき、その差がはっきり出るのは「応答性」や「ふらつき抑制力」です。
違和感が強くストレスに感じる場合は、次回のタイヤ交換で改めて国産高剛性モデルを選び直すのが得策です。
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