愛車に最新のナビゲーションシステムを導入することで、快適なドライブがさらに広がります。特に輸入車であるVOLVO S60 CLASSICのようなモデルでは、ナビの取り付けには注意が必要です。今回は2008年式S60に適合するナビ取付キット選びに関して、押さえておきたいポイントや実例を解説します。
VOLVO S60 CLASSIC(2008年式)のモデル概要
2008年式S60 CLASSICは、VOLVOが第一世代S60(P24プラットフォーム)の生産終了前に展開していた最終型特別仕様車です。基本設計は2000年から続く初代と同一ですが、内装や一部電装系がアップデートされています。
そのため、05〜07年式の前期〜中期モデルと大きく異なる部分は少ないものの、ナビやオーディオの周辺構造に関しては微細な違いがある可能性もあります。
ナビ取付キットの対応年式の注意点
多くの市販キットでは「2005〜2007年式対応」と表記されていますが、これには2つの理由があります。一つは、電源カプラーや配線のレイアウトが2008年式で微調整されている場合があること。もう一つは、センターコンソール周りの固定方式や化粧パネル形状が変更されているケースがあるからです。
具体的には、取り付け金具が合わなかったり、フェイスパネルに隙間ができてしまうといった問題が報告されています。
実例:2008年式に2005〜2007年式用のキットを使ったケース
ある整備ブログでは、2008年式のS60 CLASSICに2007年式用のキットを流用し、加工を施して取り付けた事例があります。必要だった作業は以下の通りです。
- 金具の一部穴位置の変更
- 配線ハーネスに追加加工(ACC電源の取り出し)
- フェイスパネルにパテ整形と塗装
このように、「完全ボルトオンではないが使用は可能」という状況で、DIYにはやや高度な技術が求められます。
確実な方法:車体番号・型式から適合を確認
最も確実なのは、車体番号(VIN)や型式指定番号からメーカーや専門店に問い合わせることです。VOLVO車専門のカーオーディオ店や輸入車対応のナビキットメーカー(例:Beat-Sonic、カナック企画など)では、対応年式や必要部材を丁寧に案内してくれることが多いです。
また、純正ナビの有無やオーディオ一体型仕様かどうかも、キット選びに影響するので注意しましょう。
代替案:ディスプレイオーディオやポータブルナビも検討
インパネ加工が難しい場合は、最近流行のディスプレイオーディオや、スマホ連携型ポータブルナビを活用するのも選択肢です。Bluetooth対応のオーディオに換装し、スマホのナビアプリを使えば最小限の施工で最新機能を享受できます。
ただし、ハンズフリー通話や音声案内との連携、配線の美しさを重視する方は、やはり専用ナビの据え付け型が安心です。
まとめ:2008年式S60 CLASSICのナビ取付は慎重に選定を
結論として、2005〜2007年式用のナビ取付キットは流用可能な場合もありますが、事前の確認と加工前提での検討が必須です。確実に取り付けたい場合は、車体情報をもとに専門店に相談するのが安全です。
愛車に合ったナビを取り付けて、快適なドライブライフをお楽しみください。
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