カーセンサーに掲載されない中古車の理由とは?ディーラー在庫の裏側を解説

中古車

中古車を探していると、カーセンサーなどの大手ポータルサイトに掲載されていない掘り出し車両がディーラーに存在することがあります。これは偶然ではなく、販売店の戦略や事情が背景にあるケースが多いです。この記事では、なぜ一部の車がカーセンサーに載っていないのか、その理由と実情を詳しく解説します。

カーセンサーに掲載されない車両がある理由

カーセンサーは日本最大級の中古車情報ポータルですが、すべての車両が掲載されるわけではありません。主な理由には以下があります。

  • 掲載コストの節約:カーセンサーに車両を掲載するには月額掲載料や1台あたりの広告費が発生します。販売台数が限られている地域密着型のディーラーなどでは、コストを抑えるために掲載を控える場合があります。
  • 店舗独自の販促目的:一部の店舗では「来店促進」や「常連顧客向け限定車」として、あえてネット公開をしない車両を保有していることがあります。
  • 仕入れ直後で整備・撮影が未完了:仕入れたばかりの車両は点検や洗車、写真撮影が終わっておらず、すぐにネット掲載されないことがあります。

問い合わせ対応を避けたいという考えも

中には、全国からの大量の問い合わせを避けるために掲載を控えているケースもあります。特に、台数が少ない人気車種や珍しいグレードの場合、電話やメールが殺到し業務に支障が出ることがあるためです。

また、地元販売を優先する店舗では「遠方への販売には対応しない」と明言していることもあります。そのような方針のもと、意図的にネット非掲載とすることがあります。

実際にあった事例:ネット非掲載の掘り出し物

たとえば、ある地方ディーラーで「年式が新しく、走行距離も少ないトヨタ・ヤリスクロス」がネットに掲載されていない状態で展示されていた事例があります。問い合わせたところ「常連客優先のため、ネット掲載は控えている」とのことでした。

このようなケースでは、店舗へ直接足を運んで初めて出会える在庫も多く、「ネットに載っていない=売れていない車」とは限らない点に注意が必要です。

ネットに出ていない在庫を探す方法

非掲載車両を探すには以下のようなアプローチが有効です。

  • 直接店舗に電話で在庫状況を問い合わせる
  • 「ネット掲載前の在庫ありますか?」と訪問時に聞いてみる
  • LINEやInstagramなど、ディーラーのSNSをチェックする

店舗によってはLINE登録者限定で先行販売情報を配信していることもあります。

まとめ:ネットに出ていない車両こそ、掘り出し物の可能性あり

カーセンサーに載っていないからといって、その車が魅力的でないわけではありません。むしろ、地元限定・常連優遇・コスト削減といった事情により、目に触れることのない“お得な1台”が隠れている可能性があります。

中古車探しではネットの情報だけに頼らず、店舗訪問や電話確認といった「アナログな行動」が意外な出会いに繋がることもあるのです。

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