バイクに乗る際、ヘルメットに加えてプロテクターやライディングウェアの装着は、事故から身を守るための重要な備えです。しかし「予算は1万円台に抑えたい」という方も少なくありません。この記事では、安全性を保ちながらコストも抑えたバイク用プロテクターとウェアの選び方、そしておすすめの製品を紹介します。
プロテクター付きウェアとは?
最近のバイクウェアの多くは、肩・肘・背中などにプロテクターを内蔵しており、服と防具が一体化しています。これにより見た目は普段着のようでありながら、転倒時の衝撃をしっかり吸収してくれます。
特にコミネ(KOMINE)やラフアンドロードなど、日本国内でも信頼性の高いメーカーが多く、エントリーモデルでもCE規格(欧州の安全基準)を満たしたプロテクターが採用されている場合もあります。
1万円台でセットを揃えるためのポイント
- 上下セットではなくジャケット+簡易プロテクターという構成にすると予算を抑えやすい
- コミネやワークマンなど、コスパに優れたブランドを活用する
- 通年使えるメッシュタイプを選ぶことで、コスパをさらに高める
たとえば、コミネの「SK-693 プロテクトソフトメッシュベスト」は4,000円程度で購入可能で、普段着の下に着用できる点が魅力です。これに5,000~7,000円台のメッシュジャケットを組み合わせれば、1万円台で安全性の高い装備が揃います。
おすすめブランドと実例紹介
ワークマンでは「ライディングメッシュジャケット」が約5,800円と非常にリーズナブルで、別売りのソフトプロテクターと合わせても1万円台で購入可能です。
コミネはバイク装備の老舗ブランドで、CE規格のハードプロテクター入りのモデルでも1万円台前半で購入できるものがあります。たとえば「JK-114 プロテクトメッシュジャケット」は税込11,000円前後。
Amazonや楽天などでは、上下セットの中華製ジャケット&パンツ+プロテクター内蔵タイプが1万円~1万5千円で販売されており、街乗り用途であれば十分選択肢になります。
安全性能の基準:CE規格とEN1621について
プロテクターの性能を見極めるには、CE(Conformité Européenne)規格をチェックしましょう。特にEN1621-1(肩・肘・膝)とEN1621-2(背中)は衝撃吸収力の試験をクリアした製品に与えられます。
レベル1とレベル2があり、より高い衝撃耐性を求めるならレベル2のプロテクターを選ぶと安心です。1万円台前後の製品でもCEレベル1を満たしていれば、日常使用には十分対応可能です。
こんな使い方がおすすめ:通勤&ツーリング両対応
日常の街乗りだけでなく、休日のツーリングにも対応できるようにするには、通気性と軽量性を重視するのがおすすめです。特に夏場は熱中症対策としてメッシュ素材が快適です。
逆に秋冬に向けては、ワークマンやラフアンドロードのインナー付き3シーズン対応ジャケットを検討すると、長期的にコスパが高くなります。
まとめ:コスパと安全を両立する賢い選び方
1万円台でも安全性能に優れたバイク用プロテクター+ウェアのセットは十分に入手可能です。特にワークマン、コミネといった信頼性の高いブランドを活用すれば、初心者からベテランまで満足できる装備が手に入ります。
最も大切なのは「プロテクターを装着すること」そのものです。予算内で可能な限り安全性を高めた装備を選び、安心してバイクライフを楽しみましょう。
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