JASO:MA規格は日本の自動車用エンジンオイルの規格で、主に二輪車や四輪車用のエンジンオイルに関する基準を定めています。これに対して、API規格は米国石油協会が定めたエンジンオイルの規格です。この2つの規格がどのように対応しているのかについて詳しく解説します。
JASO:MA規格とは
JASO:MA規格は、主に二輪車用のエンジンオイルの性能基準を定める規格です。特に、湿式クラッチシステムに対応するオイルの基準が厳しく設けられており、二輪車エンジンの耐久性や性能を確保するために重要な規格です。
API規格との対応
API規格は、エンジンオイルの性能を示すために使用される規格で、API規格によるオイルの分類は、主に「S(ガソリンエンジン)」と「C(ディーゼルエンジン)」の2つの主要なカテゴリーがあります。JASO:MA規格とAPI規格は異なる基準に基づいていますが、実際のオイルは両方の基準を満たす場合が多いです。
JASO:MAとAPI規格の相関関係
JASO:MA規格は、APIの「SG」や「SH」などに相当すると考えられることが多いです。特に、二輪車のエンジンオイルは、API規格とJASO:MA規格が両方の要件を満たすことが求められます。JASO:MA規格は、API「SJ」「SL」規格よりも厳格な基準を要求します。
どのエンジンオイルを選ぶべきか?
JASO:MA規格に準拠したオイルは、二輪車や特殊なエンジンに必要な性能を発揮します。API規格のオイルを使用する場合でも、JASO:MA規格を確認して、必要な基準を満たしているか確認することが重要です。適切な規格のオイルを選ぶことで、エンジンの寿命や性能を最大限に引き出すことができます。
まとめ
JASO:MA規格は二輪車や特殊なエンジンのための基準であり、API規格は主に米国の自動車用エンジンオイルの基準です。両者は異なる基準ですが、相互に補完し合っており、オイル選びでは両方の基準を考慮することが重要です。

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